宅浪は精神崩壊して病むって本当？【宅浪で早慶合格した人の体験談】

浪人するにあたって料金面や効率面で有利になる宅浪ですが、

このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか？

実際、僕も宅浪を経験しましたが、一時期精神崩壊に陥っていました。そんな僕でも結果的には希望の大学に入学することができました。

そこで、本記事では、

について解説していきます。

宅浪で精神崩壊してしまう原因【メンタルブレイク】

まずは宅浪でなぜ精神崩壊してしまうのかについて解説していきます。

孤独すぎる

僕はどちらかというと一人でいても平気なタイプでむしろ「一人の時間が絶対欲しい」というタイプでした。

しかし、宅浪の孤独感は想像以上です。同じ高校や中学の同級生が大学でエンジョイしている中自分は家にこもって勉強するだけの日々。日中家には誰もおらずお昼ごはんも一人で食べているというような状況が続く孤独感は相当なものです。

宅浪によって孤独を感じ続けていた結果、メンタルきつくなって精神崩壊してしまうのです。

人間という生き物は人とコミュニケーションを取らないと生きていけない生き物なのだと実感しました（笑）

とにかく不安

浪人生活では「合格」の二文字を見るまでは絶対に不安は取り除かれません。勉強中も寝る前もご飯を食べているときもずっと不安です。

模試でいい結果が出たとしても何故か不安になります。模試で悪い結果ならシンプルに不安になります。

どう転んでも不安でメンタルがきついのです。

しかも宅浪となるとその不安を共有し会える人がいないのです。親に話すことで多少は気持ちが軽くなりますが、親は現在進行系で受験を一緒にしているわけではないので気持ちの共有はできません。

不安を感じ続けていたら精神崩壊してしまいます。

見る景色、吸う空気が変わらないという閉塞感

宅浪は、起床から就寝までの景色、家の中の空気が全く変わらないのです。こんな閉塞的な生活をしていたら当たり前のように精神崩壊します。

毎日がルーティーン化してしまい、刺激がなくなると人はメンタルがやられて病んでいくものです。

自己肯定感が下がる

模試で結果が悪い、勉強時に問題が解けない、暗記ができない、このようなとき、「自分は本当に頭が悪いな」と感じてしまっていました。

また、周りの浪人生と比較したり、模試のときに楽しそうに話している予備校を見て自分は孤独だなと感じると、徐々に自己肯定感が下がってしまいます。

自己肯定感が下がると精神崩壊を起こしてしまいやすくなります。

宅浪で精神崩壊しないための対策【メンタル維持のために】

いかに宅浪で精神崩壊してしまうかが理解できたと思います。

しかし、それでも宅浪には時間的、金銭的なメリットがあります。

そこで、宅浪を成功させるために、精神崩壊しないために僕が実際にやっていた対策を解説していきます。

宅浪仲間を作る

ほとんどの精神崩壊は宅浪仲間を作ることで解決します。

とにかく宅浪を一緒にする友達を見つけましょう。僕は幸運なことに高校のときの同じ部活の友達と一緒に宅浪をすることができたので、朝散歩したり、リフレッシュ日にでかけたりすることで精神崩壊を逃れられました。

宅浪仲間を作ることで、孤独感、不安感、自己肯定感の低下の問題が解消されます。

アルバイトをする

宅浪生にかなりオススメな精神崩壊回避法が「アルバイトをする」です。

このように宅浪のアルバイトには多くのメリットがあります。僕は実際に10月くらいまでアルバイトを行っていました。特にオススメはスーパーの品出しのアルバイトを朝早い時間だけやるパターンです。

また、単発のアルバイトも息抜きがてらやっていました。身体を動かすとリフレッシュにもなるのでオススメです。

詳しくは以下の記事でも述べています。

勉強場所を変えてみる

主に、「見る景色、吸う空気が変わらないという閉塞感」に対する策です。勉強場所を変えると気分転換になり不安感もかなりなくなります。

また、勉強場所まではぜひ歩いていきましょう。散歩には幸せホルモンを増やし、ストレスホルモンを抑えるという効果があることが分かっています。

強制的にリフレッシュ時間を取る

勉強が切羽詰まっていると、「このペースでは本番までに間に合わない」と感じてしまい休憩時間を取るのが難しくなります。

休憩時間を取らないとかえって勉強効率は悪くなり、疲れがどっと来たり、精神崩壊したりして結果的に多くの時間を休みに使ってしまうということが起きがちです。

そこで、強制的にオフの日を作りましょう。そうするとその日までにやらないといけないことが明確になり、勉強にもメリハリが付きます。

リフレッシュ時間は短期的に見ると時間が無駄になっているように見えますが、1年間という長期の目線で見た場合、絶対に取るべき時間なのです。

自分を褒める

宅浪期間中はとにかく自分を褒めましょう。宅浪期間中の自己肯定感を上げるのは自分です。模試だと結果が悪かったときにメンタルがやられてしまうので、いつもポジティブにいることが重要です。

少しでもポジティブ要素を見つけて毎日過ごしてみましょう。

目標を短期に分ける

人は近い将来の小さな報酬に惹かれる生き物だそうです。

つまり、努力を継続させるためには大きな目標を遠くに置くのではなく、小さな目標を近いところに置くことが重要なのです。

もちろん、宅浪生活の目標は希望の大学に受かることです。しかし、その目標は1年後と割と遠目です。そこで、「次の模試で正答率を〇〇%にする」、「来週末に過去問をやり、そこで○割取れるようにする」というように目標を設定してみましょう。

この辺の仕組みは、人間のドーパミンという物質が関わってきます。詳しく知りたい方は以下の書籍を読むといいです。

妄想に逃げる

精神崩壊を避ける方法として「妄想に逃げる」というのもおすすめです。

宅浪が成功したときのことを思い浮かべ、自分が大学に入学したらやりたいことを考えましょう。

宅浪中は妄想に逃げてもOKです。楽しいことを思い浮かべることで勉強のやる気をあげていきましょう。

「宅浪で精神崩壊」に関連するQ＆A

ここからは宅浪に関連するQ＆Aです。

宅浪の成功率ってどのくらい？

宅浪の成功率を統計的に取ったデータはありませんが、約10%以下と言われているそうです。体感としてはもう少し高い気がしますが。。

宅浪のメリットって？

宅浪の精神崩壊以外のデメリットは？

意外と多いですね（笑）

しかししっかりと対策をすれば乗り越えられるデメリットばかりですね。以下で詳しい対策方法を書いています。

宅浪は何時間くらい勉強すればいい？

理想は10時間くらいでしょうか。宅浪時代の、アルバイトをしていた時期のスケジュールは以下のような感じでした。

時間	やっていたこと
5時半〜6時	起床・準備・移動
6時〜9時	アルバイト
9時〜10時半	帰宅・朝ごはん・休憩
10時半〜12時半	勉強
12時半〜13時半	昼ごはん・お昼寝
13時半〜20時	休憩をはさみつつ勉強
20時〜21時	夜ご飯・休憩
21時〜22時半	勉強
22時半〜23時半	お風呂・就寝

総勉強時間は約10時間でしょうか？

ポイントとしては、

• 休憩をはさみつつ行う。
• アルバイトは連続日ではいれない
• 昼ごはん後に昼寝をする

という感じです。

まとめ: 宅浪で精神崩壊しないために。【メンタルケア】

今回の記事では宅浪がメンタルがキツイ理由と精神崩壊しないための対処法について解説していきました。