【宅浪早慶合格が語る】宅浪の成功率は低い?成功率を上げるために必要なこと

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宅浪を考えています!宅浪の成功率は低いって聞いたんですが本当ですか?
宅浪の成功率を上げるために必要なことを教えてください!

浪人を覚悟し、予備校に通うお金が勿体ないからと宅浪を視野に入れている人も多いかと思います。

しかし、宅浪をネットで調べたり、周りに相談すると、「宅浪は成功しない」「宅浪は成功率が低い」と言われることもあるかと思います。

そこで、現役時に一般受験で全落ちした筆者が宅浪で早慶に受かった経験を元に、

  • 宅浪の成功率が低いことについて
  • 宅浪の成功率が低い理由
  • 宅浪の成功率を上げるために必要なこと

について徹底的に解説していきます。ぜひ最後までご覧になり、今後の浪人生活の参考にしてみてください。

この記事の信頼性
  • 23卒の文系大学生
  • 現役で一般受験で全落ち
  • 宅浪を経て早稲田・慶應合わせて5学部合格
  • ↓TwitterのDMで受験/大学生活についてのアドバイスもしてます
目次

宅浪の成功率は一般的には低い

宅浪の成功率は一般的に低いと言われています。

そもそも、浪人自体の成功率もそこまで高くありません。
誰かが統計を取っているわけではないのですが、浪人をして成績が上がって現役時に志望していた大学以上の大学に合格する率は感覚ですが、2割ほどではないでしょうか?

まだ現役時と同じくらいの大学に受かればマシで、現役のときに受かっていた大学さえも落ちてしまうということも起こり得るのが浪人の怖いところです。

さらに、宅浪となれば浪人よりも成功率が低くなると一般的には言われています。

宅浪が予備校での浪人に比べて成功率が低いと言われてしまう理由の考察について次の章で解説していこうかと思います。

宅浪の成功率が低い理由を考察

それでは、宅浪の成功率が低い理由を考察していきます。

宅浪の成功率が低い理由
  • 宅浪の孤独感に耐えられない(精神崩壊する)
  • 自宅では誘惑が多い
  • 自分で計画を立てる必要がある
  • 勉強法や勉強計画の誤りに気づきにくい
  • 計画がすぐに崩れる
  • 分からない問題の解決が難しい
  • 解答の添削ができない

宅浪の孤独感に耐えられない(精神崩壊する)

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察1つ目は「宅浪の孤独感に耐えられない(精神崩壊する)」です。

同じ中学や高校の同級生で現役入学している人はすでに大学でエンジョイ生活を送っています。
特に現代はSNSなどで繋がっていれば嫌でもその光景が目に入ってきてしまいます。

さらに、宅浪は基本的に自宅で1人で勉強をしなければなりません。

同じ気持ちを共感したり、誰かに相談したりすることが難しい環境にいるため、「宅浪をやっていると精神崩壊してしまい成功率が下がる」と考えられてしまうのでしょう。

自宅では誘惑が多い

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察2つ目は「自宅では誘惑が多い」です。

自宅は自分の所有物が多くあり、その中には趣味のものも含まれているでしょう。
さらに監視の目もないため、サボろうと思えばいつでもサボれる環境にあります。

このような誘惑的な環境で自制心を持って勉強に励むのは相当キツイものだと思います。

また、朝に決まった用事などもないため、夜更かししたり長めに昼寝したりしてしまい、生活リズムが崩れがちです。

実際、自分もスマホ中毒者だったのでスマホを物理的にロックするものを買って自制していました。

また、もし自宅がどうしても誘惑物が多くてキツイという方は有料自習室やカフェや図書館を利用してみるのが良いと思います。僕はほぼ毎日この有料の自習室に通う生活をしていました。
このような場所を利用することで他の人がいるという緊張感や監視されているという感覚を得られることができます。

実際、筆者の私は自習室を借りて毎日そこへ通っていました。

自分で計画を立てる必要がある

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察3つ目は「自分で計画を立てる必要がある」です。

学生時代に独学で受験をせず、予備校に通い、予備校の用意してくれた計画に則って受験をした方はここでつまずく可能性があります。

目標から逆算して1年間の計画を立てなければいけないのは意外と難しいことです。

宅浪のスケジュールの立て方についての記事はまた別途出そうかと思っているので少々お待ち下さい!

勉強法や勉強計画の誤りに気づきにくい

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察4つ目は「勉強法や勉強計画の誤りに気づきにくい」です。

これは先程の「自分で計画を立てる必要がある」とも関連してくるのですが、実際にスケジュールを立てられたとしても、そのスケジュールに誤りがあったり、そもそも実現不可能であったり、またその勉強の進め方が非効率だったりすると意味がないのです。

宅浪は1人で計画を立てたり、勉強法を考える必要があるため、間違った方法で行っていてもそれに気づくのが遅くなってしまうのです。

対処法としては、立てた計画や勉強法を誰かに相談することです。

実際、私はオンライン家庭教師の方と定期的に面談することで解消していました。

おすすめのオンライン塾/家庭教師

計画がすぐに崩れる

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察5つ目は「計画がすぐに崩れる」です。

しっかり正しい計画を立てたとしても、計画どおりに進むことはほぼありません。

これはどんな完全なスケジュールだったとしても人間である以上スケジュール通りというのは基本的にはないと考えましょう。

考え方として、「計画は崩れるものだから、臨機応変に対応しよう」と完璧主義にならないことが大事です。

私も何度も計画を立て直しました。。

分からない問題の解決が難しい

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察6つ目は「分からない問題の解決が難しい」です。

宅浪で勉強していく場合、基本的に参考書や教科書を進めていく形になります。参考書の解説で理解できない部分があった時に宅浪だと解決する手段が限られます。

予備校などに行っていればチューターやメンター、または講師に質問ができます。

こちらも対処法としては

  • オンライン家庭教師に聞く
  • ネットで調べてみる
  • 友達に聞く
  • 高校時代の教師に聞く

といったものが挙げられます。

解答の添削ができない

宅浪が成功率が低いと言われる原因の考察7つ目は「解答の添削ができない」です。

マークシートや答えが完全に1つに定まっているものであれば添削は簡単ですが、小論文、記述式問題は添削が難しくなります。

基本的に良い参考書を使っていれば添削ポイントや採点ポイントは丁寧に書かれていますが、自分でやるとなると少し不安ではあります。

対処法としては、模試の振り返りで自分の添削の感覚も見てみる、添削サービスを利用するといったことが考えられます。

特に、英訳や和訳のサービスは以下を使っていました。

宅浪の成功率を高めるために必要なこと

ここまで宅浪の成功率がなぜ低いのかという点を述べてきましたが、ここからは逆に、宅浪を成功させるために必要なことを解説していきます。

宅浪の成功率が低い理由
  • 浪人仲間を作る
  • 勉強計画や勉強法の相談に乗ってくれる人を探す
  • アルバイトをする
  • 強制的に休憩時間やリフレッシュ日を作る
  • 模試を受ける

浪人仲間を作る

宅浪の成功率を高めるために必要なこと1つ目は「浪人仲間を作る」です。

宅浪や浪人を一緒にする仲間がいれば宅浪に対する孤独感や精神崩壊の可能性を下げてくれるだけでなく、「宅浪は楽しい」と思えるようになります。

今まで人間関係は全く無かったし今後もいらないと考えている人であっても、オンラインなんかで進捗を共有し会える友達を作ることをおすすめします。

筆者はスタディプラスという勉強SNSで参考書の進捗を毎日アップしていました。

一番のおすすめは同級生で浪人する人と一緒に宅浪をしようと誘うことです。元々の関係値もあるのでセンシティブな話もしやすいです。

勉強計画や勉強法の相談に乗ってくれる人を探す

宅浪の成功率を高めるために必要なこと2つ目は「勉強計画や勉強法の相談に乗ってくれる人を探す」です。

先程宅浪の成功率が低い理由の考察の章でも述べましたが、どうしても一人で立てた計画では抜けやミスが出てしまいます。

先程紹介したオンライン家庭教師やオンライン塾で相談することをぜひともおすすめします。

間違った方向へ努力することほど悲しいことはないと思います。(現役時代の私です。。)

アルバイトをする

宅浪の成功率を高めるために必要なこと3つ目は「アルバイトをする」です。

アルバイトをすることによるメリット
  • 気分転換になる
  • 生活リズムを整えられる
  • お金が稼げる
  • コミュニケーションを取る機会になる

アルバイトなんて時間してる暇があれば勉強したいと思われる方もいるかもですが、長期的に見たらプラスでしかありません。

もちろん、アルバイトをどれくらいやるか、どの期間やるかは重要なので、以下で詳しく解説をしています。

強制的に休憩時間やリフレッシュ日を作る

宅浪の成功率を高めるために必要なこと4つ目は「強制的に休憩時間やリフレッシュ日を作る」です。

宅浪生は自分で計画を立てるため、「休憩」の時間や「完全オフ」の日を作りづらい状況にあります。

宅浪で休むのは罪悪感がありますよね。。

しかし、リフレッシュ日や休憩時間を取らないと長期的に見て非効率になってしまいます。

どれだけ計画が遅れていたり、模試の成績が悪かったとしても、「強制的に休む日」を作っておくと良いかと思います。

おすすめのリフレッシュ日
  • 模試の当日や次の日
  • 他の人が休みを取らなそうな平日
  • 趣味のイベント等がある日

上記のように休みも計画に最初から入れておくことで時間を有意義に使えると思います。

模試を受ける

宅浪の成功率を高めるために必要なこと5つ目は「模試を受ける」です。

宅浪生は視野が狭くなりがちです。

そのデメリットを解消する方法が模試を受けることです。模試は単なる実力試しという立ち位置だけでなく、やってきたことが正しいかどうかを判断する材料になるのです。

ここで思うように成績が伸びていなければやり方に問題があったと気づけます。

そのため、宅浪生こそ模試をたくさん受けることをオススメします。

定期的に友だちと会う

宅浪の成功率を高めるために必要なこと6つ目は「定期的に友だちと会う」です。

定期的に宅浪仲間や高校時代の友だちと会うことも宅浪の成功率を高めるためには必要なことです。

特に中学や高校時代の友だちと会うことで勉強からは完全に離れた時間を過ごすことができ、一時的に勉強を忘れることができます。

また、様々な境遇や現状の友だちを見ることで浪人後の生活の目標やそもそも勉強を頑張っている根本的なモチベーションに気づいたりすることができます。

自分より進んでいる友だちと会うのは少しキツイ場合は無理して会う必要はないかもしれません。

自分にご褒美を用意する

宅浪の成功率を高めるために必要なこと7つ目は「自分にご褒美を用意する」です。

浪人は1年間の長期戦です。その中で、勉強のモチベーションを継続させるために短期的なご褒美を用意することをオススメします。

筆者がしていた自分へのご褒美の例
  • 映画や小説を鑑賞して良い日を作る
  • このページまで頑張ったら〇〇をする
  • 参考書が早めに終わったら完全オフ日にする
  • 参考書と一緒に好きな小説や漫画を買う
  • 一日頑張ったら銭湯やサウナに行ってリフレッシュする
  • 平日空いてる時間にマッサージを受けに行く
  • 模試終わりに友達と美味しいごはんを食べに行く

人間は報酬を考えると頑張れる生き物ですので、上記のような自分へのご褒美を用意して宅浪を成功させましょう。

宅浪の成功率に関連するQ&A

ここまでは宅浪の成功率が低い理由の考察と宅浪の成功率をあげるために必要なことを解説してきました。

ここでは、宅浪の成功率に関連するQ&Aを紹介していきます。

宅浪は楽しい?

個人的には「宅浪は楽しい」時間でした。

もちろん、勉強している間や、成績が思ったように伸びないときには辛いと感じていましたが、今振り返ってみると非常に楽しい期間でした。

勝手に第二の青春のように捉えています笑

特に一緒に浪人を乗り越えた友達とは今でもそのメンバーで定期的に会っています。

宅浪はやめとけ?

宅浪をすると周りに言うと、「宅浪は成功しないからやめとけ」と言われることがあります。

宅浪は確かに難しいですが、個人的には普通の浪人とそこまで成功率は変わらないのではないかと思っています。

その辺の話を以下で詳しくしているので以下の記事もぜひ読んでみてください。

宅浪にかかる費用は?

僕は1年間の宅浪で40万円ほどかかってしまいました。

それでも予備校生の1年間にかかる平均的な費用は「110万円〜150万円」とされていますので、かなり費用は抑えられたのではないかと思います。

宅浪にかかる費用は

  • 参考書
  • 動画サービス(スタディサプリ)
  • オンライン家庭教師
  • 英語添削サービス
  • 模試
  • 受験費用

です。

大学は何浪まで許される?

許されるの定義にもよりますが、浪人の数によって以下のように印象が変わるイメージです。

  • 1浪→全く気にならない。同い年も割といるので大丈夫。しかし、年下からは気を使われることがある。
  • 2浪→同い年が少なくなるので少し気まずい場面が多くなるかもしれない。ただ、卒業年度が同い年の院卒の人と同じになるので意外とそこはメリット。
  • 3浪以上→かなり珍しい。同い年は少なくなるし、周りとしても気になる。

もちろんこれは筆者の偏見なので、医学部やその他留年の多い学部などではもっと気にならない可能性が高いです。

まとめ: 宅浪の成功率について

ここまで宅浪の成功率が低い理由と宅浪の成功率を高めるためにできることを宅浪経験者の筆者が解説してきました。

宅浪の成功率が低い理由を理解し、それに対する対策ができていれば全く問題なく宅浪を成功させることができるはずです。

実際私も一般全落ちから宅浪で志望する大学へ行けましたし、宅浪をした友達と予備校へ行っている友だちで成功率が違ったということはありませんでした。

結論としては予備校へ行くとしても、宅浪をするとしても最後は自分次第なので、後悔しない選択をしましょう。

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