エンジニア就活のスケジュールは非常に前倒しとなっています。「大学3年生の秋に内定が出た」、「まだ大学院1年の夏だがある企業からオファーが来ている」というようなことは珍しくありません。
そのような中で、
エンジニア就活っていつから始めればいいんでしょうか?
エンジニア就活のスケジュールが分からない。。
というエンジニア志望の学生は多いと思います。
そこで、この記事ではかなり一般的なエンジニア就活のスケジュールで就活をした僕が、
- エンジニア就活はいつからやればいい?
- 学年別エンジニア就活でやるべきこと
- 実際の僕のエンジニア就活のスケジュール
について解説していきます。
最後までご覧になって是非エンジニア就活で貴方が次にやるべきことを探してみてください。
- 23卒の文系大学生
- 大学1年生時にプログラミング学習を開始
- 1浪1留にも関わらず大手Web系企業にエンジニア職として複数内定
- ↓TwitterのDMでエンジニア就活のアドバイスもしてます
エンジニア就活はいつから?まずはスケジュール感を確認。
まずはエンジニア就活の就活時期(大学3年、大学院1年〜)における大まかなスケジュール感から確認していきましょう。
スケジュール | イベント |
---|---|
〜3月 | 就活イベントなどに参加。自己分析。 |
3月〜5月 | 夏の短期インターンへ応募 |
5月〜7月中旬 | 夏の短期インターンの選考 |
7月中旬〜9月 | 夏の短期インターン |
10月〜11月 | 本選考の就活イベント、秋冬インターン |
12月〜 | 本選考スタート |
IT企業は、経団連とは別の団体に加入していることが多いため、就活のスケジュールが前倒しされることがあります。
そのため、本気でエンジニアの就活をする学生は、大学2年生(院生は学部時代の4年)の秋冬ごろから、エンジニアの就活イベントに参加したり、就活エージェントに登録して企業を紹介してもらったり、自己分析をしたりなど、何かしら動き始めることが多いです。
エンジニア就活は普通の就活よりもかなり早いスケジュールになっています。早い人では大学3年時の10月あたりには既に内定を持っている状態の人とかがいてビビります。
エンジニア就活はいつから?結論、今スグ始めよう。
大まかなスケジュール感について分かったかと思いますが、エンジニア就活はいつから?の問いの結論は「今スグ始めよう。」になります。
なぜなら、エンジニア就活は就活の時期だけ頑張れば良いものではないからです。あなたが今どの学年やタイミングであってもやるべきことがあるからです。
「新卒のエンジニア就活はいつから?」を厳密に言うと大学に入学したときから始まっていると言えます。
学年やプログラミング経験の有無によってやるべきことが変わってきますので、解決していきます。
エンジニア就活学年別にやるべきこと【いつから?の結論】
それでは実際にエンジニア就活で学年別にやるべきことをその時点でプログラミング経験の有無を踏まえてケース別に解説していきます。
自分に当てはまる部分を見て参考にしてください。
大学1年生のエンジニア就活
文系or非情報系学部でプログラミング未経験
Progateで学習開始しましょう。ポートフォリオ作成して長期インターンでいち早く実務経験を積めるようにすることを目標にしましょう。
情報系学部でプログラミング未経験
とりあえず長期インターン受けてみましょう。
なぜなら、情報系学部の1年生はポテンシャルで完全未経験で採用してもらえる可能性があるからです。実際に僕が行っていた長期インターンで、完全未経験の情報系学部の方がエンジニアインターン生として採用されている例もありました。
何社か受けてダメそうならProgateで学習を開始し、エンジニアの長期インターンに受かるようにしましょう。
プログラミング経験有り
長期インターンを受けまくりましょう。10社以上受けてもダメそうなら、ポートフォリオアプリを作成し長期インターンに挑めるようにしましょう。
ポートフォリオ作成まで効率よく行いたい、またはプログラミング仲間を作りたいなら大学生限定のGeekSalon(ギークサロン)がおすすめです。
大学2年生春〜夏時期のエンジニア就活
文系or非情報系学部でプログラミング未経験
1年生時と同様に、Progateで学習開始し、ポートフォリオ作成して長期インターンでいち早く実務経験を積めるようにしましょう。
情報系学部でプログラミングあり
2年生になると情報系学部の方でプログラミング未経験の方はあまりいないと思います。
情報系学部の方はとりあえず長期インターンを受けまくりましょう。ポテンシャル採用される可能性があります。もし厳しそうならポートフォリオを作成しましょう。
また、周りにエンジニアの長期インターンを既にしている友達がいれば企業を紹介してもらうのもありです。
非情報学部系でプログラミング経験あり
大学2年生だと1年生時と違い、プログラミング経験があるだけでは長期インターンに参加できない可能性が高いです。
ポートフォリオ作成し、エンジニアの長期インターンに挑戦しましょう。
大学2年生秋〜冬時期のエンジニア就活
ここからは本格的に「就活」が始まります。そこで、全学生で共通でやっておくべきことが出てきます。
全学生共通
夏インターンや本選考に向けて自己分析や企業選びの軸を考え始めましょう。これは就活エージェントや就活イベントに参加することで固めていくことができます。
文系or非情報系学部でプログラミング未経験
自己分析、面接対策、自分に合った企業を紹介まで完全無料でしてもらえるので、とりあえず就活スタート時に登録しておきましょう。
- エンジニア就活始めに面談を キャリアセレクト
- プログラミング未経験ならエンジニア就活
- 【理系向き】無料プログラミングスクール付きTECH-BASE Engineering
同様に、Progateで学習開始し、ポートフォリオ作成して長期インターンでいち早く実務経験を積めるようにしましょう。
プログラミング経験あり
3年時の短期インターン参加に向けて就活イベントや自己分析のための面談に参加し始めましょう。また、短期インターンに合格できるように質の高いポートフォリオを作成していきましょう。
また、この時期であっても長期インターンへの参加は非常に意味のあるものになるので、並行してエンジニアの長期インターンへの参加も目指していきましょう。
エンジニアの長期インターン経験あり
3年時の短期インターン参加に向けて就活イベントや自己分析のための面談に参加し始めましょう。
エンジニアの長期インターンに参加していれば、サマーインターンは安心ですが、面接でうまく話せないと普通に全落ちの可能性があります。そのために必ず長期インターン経験者はこのタイミングでエージェントを利用しましょう。
また、キャリアセレクトの夏インターン用のイベントに参加して企業の方と接点を持っておきましょう。
僕はこのイベントで出会った企業の人事の方と就活の最後まで企業選のびや面接の相談に乗ってもらっていました。
もし面接に自信がなければ就活用のポートフォリオも作成しましょう。
大学3年生(大学院1年生)春〜夏のエンジニア就活
全学生共通
このタイミングで、競技プログラミングをやったことがない方は、コーディングテスト対策をしましょう。
エンジニアの新卒就活ではコーディングテストがある場合があります。普通に実務経験を積んでいる人でもコーディングテスト特有の書き方などがあるため必ず対策をしておきましょう。
文系or非情報系学部でプログラミング未経験
本選考の就活に向けて質の高いポートフォリオを作成しましょう。また、自己分析や企業選び、就活の軸を一緒に考えてもらうために就活エージェントで面談しましょう。
プログラミング未経験であれば「エンジニア就活」や就活支援付きのスクールも検討をしましょう。
- プログラミング未経験ならエンジニア就活
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プログラミング経験あり、またはエンジニア長期インターン経験ありの方
夏インターンに向けて就活イベントに参加し、就活支援を受けるためにエージェントと面談しましょう。
また、就活イベントで知り合った企業や自分で探した企業へ実際に夏インターンの面接もどんどん受けていきましょう。
大学3年生(大学院1年生)秋〜冬のエンジニア就活
文系or非情報系学部でプログラミング未経験
時間があるなら、就活に向けて質の高いポートフォリオを作成してから就活に入りましょう。
時間がなければいきなりエージェントを利用した就活に入りましょう。エージェントの方と一緒に企業を絞り実際に面接まで進んでいくことができます。
プログラミング経験あり
就活エージェントで就活支援を受けるためにエージェントと面談をしましょう。また、エージェントと企業選びをして実際に面接を行っていきます。
エンジニア長期インターン経験あり
就活支援を受けるためにエージェントと面談して自己分析をブラッシュアップしつつ、面接を受けていきましょう。
このタイミングで内定がボチボチ出始めます。Web系の企業はやはり流れが早いですね。。
[時間がある人向けTIPS]秋冬インターンを狙おう
もし夏インターンに全落ちしてしまった人は秋冬インターンを検討してみましょう。時期的に夏インターンに比べて難易度が下がることもあります。
時間がある人は積極的に秋冬インターンを狙っていきましょう。
大学4年生(大学院2年生)の場合
このタイミングからエンジニア就活に動き始めるときは、基本的には就活支援付きのエージェントやスクール付きの就活支援サービスを利用しましょう。
エンジニア就活のスケジュールの実例【僕がいつから始めたか】
- 大学1年生: まずは独学でプログラミング学習。
- 大学2年生春〜秋: 長期インターンで実務経験を積み始める。
- 大学2年生冬: 就活イベントやエージェントとの面談に参加&就活用ポートフォリオ作成開始
- 大学3年生春〜夏: サマーインターンの選考面接に全落ち
- 大学3年生秋: 某メガベンチャーで秋インターン
- 大学3年生冬: 本選考へエントリー、大手Web企業へエンジニア職で複数内定
- 大学4年生: 内定企業を比較・検討し、内定承諾
大学1年生: プログラミング学習を開始
僕がプログラミングと出会ったのは大学1年生時の非エンジニア職での長期インターンでの勉強会です。
そこからプログラミングにハマり、暇なときにProgateをやるというようなことを行っていました。
エンジニア職として長期インターンで実務経験を積みたいと思うようになってからは、長期インターンで合格するということを目標にし、ポートフォリオ作りに移行していきました。
このときの詳しい話は大学生がプログラミングを独学で習得する手順でもしています。
大学2年生春〜秋: 長期インターンへ参加
ポートフォリオを作成して大学2年生の春から夏のあたりに長期インターンの応募を開始しました。
面接まで進めなかった企業を含めると30社以上に応募して落ちています。エンジニアの長期インターンの合格率は低いのです。
最終的には数社から内定をいただき、長期インターンでの実務経験を積み始めました。
大学2年生冬: 就活イベントやエージェントとの面談に参加&就活用ポートフォリオ作成開始
大学3年生の夏インターンに参加することを目指していたので、冬辺りにエンジニア就活やキャリアセレクトで面談を組んでもらい、自己分析や企業選びの軸を一緒に考えてもらいました。
その後、夏インターンのための企業とマッチングできるイベントがキャリアセレクトであったのでそちらにも参加し、企業の方と知り合い、実際に夏インターンの面接に進んでいきました。
また、この時期からポートフォリオサイトとして経歴や成果物をまとめるためのサイトと、就活用のポートフォリオアプリを作成、コーディングテスト対策をしはじめました。
ポートフォリオサイトとポートフォリオアプリの違いが分からない、という方は以下の新卒エンジニア就活はポートフォリオで圧倒的に有利になる【レベル感や実例も紹介】もご覧になってくだいさい。
大学3年生春〜夏: サマーインターン選考全落ち&自己分析を再度行う
キャリアセレクトの就活イベントで接点を持った企業の方を通してサマーインターンへ応募してみました。
ところがサマーインターン全落ちしてしまいました。そこでかなり焦り、自己分析やアピールポイントを再度作り直すためにキャリアセレクトの方と何度も面談を組んで貰いました。
そのおかげもあり、秋インターンにはなんとか合格することができました。
大学3年生秋: 某メガベンチャーで秋インターン (1ヶ月の短期インターン)
3年の秋に某メガベンチャー企業で短期インターンに参加しました。ここでの経験は就活というくくりだけでなくエンジニア人生の中でも非常に大きな経験となりました。技術的な面ではもちろん、エンジニアとしての思考法やどういうエンジニアが優秀なのかどういうキャリアがあるのかということを肌で感じることができました。
学生エンジニアは絶対に短期インターンに参加し、大企業の優秀なエンジニアの方と一緒に仕事をする経験をするべきだと感じました。
また、このようなインターンは待遇も非常に良いです。
こちらのインターンでの時給や待遇については、以下の記事の某メガベンチャーでの短期インターン: 時給1500円(いたれりつくせり)の章でもまとめています。
大学3年生冬: 本選考へエントリー、大手Web企業へエンジニア職で複数内定
秋インターンが終わった後は12月頃から実際に本選考へエントリーしていきました。
僕は長期インターン、夏インターン、秋インターンと面接を多く行っていたので、そのまま本命企業を数社受けました。
そして無事に同じ12月から内定が出始めました。
もちろんお祈りされた企業も割とあります。
お祈りされたときは、「差し支えなければ面接でどのような評価だったか聞きたい」ということを言ってみましょう。もちろん言ってくれないことがほとんどですが、言うだけ無料です。
大学4年生: 内定企業を比較・検討し、内定承諾
大学4年生に入ったくらいですべての企業が受け終わり、内定企業を再度比較検討し、行きたい企業を絞り内定承諾をして僕のエンジニア就活が終わりました。
企業選びに迷った場合は、内定先の企業の方に面談を組んでもらいましょう。もちろん断られることもありますが、頼むだけ損はしません。
僕は最終的に2社で迷い、何度も面談を組んでいただきました。
エンジニア就活はいつから?に関連するQ&A
最後に、エンジニア就活がいつからか気になっている方に向けて関連のQ&Aを掲載しておきます。
エンジニア就活におけるエージェントやサイトでおすすめは?
エンジニア就活では超優秀な層以外ではエージェントへの登録がほぼ必須です。非常にエンジニア就活を有利に進めることができるので、ぜひ登録しておきましょう。
自己分析、面接対策、自分に合った企業を紹介まで完全無料でしてもらえるので、とりあえず就活スタート時に登録しておきましょう。
- エンジニア就活始めに面談を キャリアセレクト
- プログラミング未経験ならエンジニア就活
- 【理系向き】無料プログラミングスクール付きTECH-BASE Engineering
エンジニア就活で成果物(ポートフォリオ)が重要って本当?
新卒のエンジニア就活では成果物(ポートフォリオ)が非常に重要になってきます。
- ポートフォリオの作成自体がアピールになる
- 制作の過程で技術力が向上する
- 制作したもので技術力を判断することができる
- 制作の経験で技術やモノづくりに対する熱意、興味、考え方、ポテンシャルを測れる
- 制作物についての質問で技術力の深堀りができる
詳しくは以下の記事でまとめています。
大学3年生で就活を何もしてないのはやばい?
大学3年生の春〜夏頃であれば全然問題ありません。まずはエージェントへ登録して自分の現在地や就活をどのように進めていくかをエージェントの方と考えていきましょう。
大学3年生の秋〜冬頃であればヤバいかもしれません。多くのエンジニア志望の学生は何かしら動き始めているはずです。しかし、完全に手遅れなわけではないので、同様に就活エージェントの方と一緒に就活をスタートしましょう。
就活って何から始めればいいの?
本記事でも述べていますが、時期やその人のスキルによって変わってきます。
1つ経験として言えるのは、とりあえず就活エージェントで面談をしよう、ということです。
自分の今後の指針が見えてくるはずです。
就活ってどれくらい落ちる?
これも人によりますが、僕はかなり応募企業を絞っていたということもあり、内定率は50%くらいでした。
主にキャリアセレクトやエンジニア就活で紹介された企業やイベントで知り合った企業を受けたため、企業分析が深いところまでできていたのも内定率の高い要因でした。
エンジニア就活はいつから?のまとめ
今回はエンジニア就活をいつから始めるかということを解説していきました。
結論としては、「どの時期であってもやるべきことがある。今から始めよう」です。
本記事を参考にしてエンジニア就活を成功させてください!!
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