「エンジニアは稼げる!プログラミングは稼げる!」
ってよく聞くけどリアルな学生エンジニアの時給ってどのくらいなの?
本記事では、このような疑問に答えていきたいと思います。
ちなみに、僕は文系出身ですし、学生エンジニアとしてはかなり凡人よりだと自覚しています(笑)
ネットで調べると強い理系のエンジニアばかり出てきて僕の時給が低いように思えますが、逆にリアルなのではないかと思います。
- 23卒の文系大学生
- プログラミングを始めたのは大学生から
- 1浪1留にも関わらず大手Web系企業にエンジニア職として新卒で複数内定
- ↓TwitterのDMで新卒のエンジニア就活のアドバイスもしてます
エンジニアインターン生のリアルな時給
早速大学2年生くらいに始めてエンジニアインターンを始めたときから大学卒業時までの時給を紹介します。
1社目の長期インターン: 時給換算300円弱。。
いきなりの奴隷労働ぶりに驚かれたと思います。(笑)
一生懸命プログラミングの勉強をして、何かしら動くものが作れるようになったので実務経験を積もうとプログラミングのアルバイトやエンジニアの長期インターンへ応募したはいいものの、書類選考、そして面接では永遠に落ち続けました。
さすがにエンジニアを諦めかけました。
やっとの思いで何社からか合格をいただいたのですが、あえて一番キツそうな環境を選んでみました。今は下積み期間と割り切っていたからです。
給与は固定で月額3万円のみ。労働時間は最低でも週3日✕8h=24時間でした。時給換算で言えば300円弱。交通費や昼食費の支給がないためほぼ赤字レベルという環境でした。
思った以上にキツかったので、期待してくれた企業の方には申し訳なかったのですが、1ヶ月で辞めてしまいました。。
2社目の長期インターン: 時給換算1000円程度
次のインターン先は時給でいえば1000円程度の企業でした。それでも月額固定で5万円でしたが、最低労働時間がなかったので月50時間ほどしか働いていませんでした。
逆に言えば、働く時間が少なかったため技術的な成長は余りできなかったような気がします。
普通の時給1100円のアルバイトと並行して行っていましたが、7ヶ月ほど続けたところでまた別のインターン先を探し始めました。
3社目の長期インターン: 時給換算1400円程度(固定月収10万円)
3社目のエンジニアインターンでは月額固定で10万円でした。労働時間もかなり柔軟に対応してくれたため、時給換算ではおそらく1400円程度だったのではないかと思います。
また、この企業で始めて福利厚生というものを経験しました。入社時にオンライン環境を整えるための補助金を貰えたり、会社の人とランチに行くと1500円支給されるというようなものです。
ようやくちゃんと賃金を貰えるエンジニアとして働けたような気がしました。その分求められることも責任も重くなり技術的にも一番成長した時期だったと思います。
始めて東京都の最低労働賃金を超えた瞬間には感動しました(笑)
1年ほど勤めた後、就活の時期をフルで使いたかったため辞職しました。
某メガベンチャーでの短期インターン: 時給1500円(いたれりつくせり)
僕はサマーインターンは全て落ちたのですが、秋のインターンにはなんとか合格することができました。某メガベンチャー企業での1ヶ月の短期インターンで、本当に良い経験をさせてもらいました。ここでは技術的な話はあまりしませんが、、
時給は1500円、出社時には毎回高級なランチに連れて行ってくれたり、会社の福利厚生も色々体験させてもらったりしました。
大企業スゲーと終始圧倒されてしまいました。
4社目の長期インターン: 時給1500円(福利厚生も充実)
就活後から卒業まで勤めた企業です。学生生活最後のエンジニアインターンとなりました。また、オフィスがなく完全在宅での勤務となりました。
時給は1500円と毎月書籍補助があったり、自宅の環境を整える補助金として毎月5000円がプラスで貰えたりしました。その他にも会社の集まりがある際には交通費から食費まで全額補助がありました。
なんとなく在宅だったこともあり、一番安定した生活ができたような気がします。
給与だけでなく、同い年なのにとんでもなく優秀な方がいたりと刺激的なインターンでした。
[TIPS]エンジニアインターンの時給相場
ここまでは僕個人のエンジニアインターン時の時給について解説してきましたが、この章ではエンジニアインターン全体の時給相場について調査したものを掲載しようと思います。
エンジニアインターンの時給相場は1000円〜1500円ほどとされています。
僕は正直もっと低いのではないかと思っています。もちろん、平均を取ればこのくらいに収まるのかもしれませんが、未経験から入社する人はもっと低い額を想定しておいても良いかもしれません。
例えば、研修という名前で無給の期間があったりするというのはよくある話です。インターンのサイトから応募した場合は適正な時給が支払われる可能性がありますが、Wantedlyからの応募や月収記載の企業には注意しましょう。
入社時に給与形態はしっかりと確認しておきましょう。長期のインターンでは「時給」が一番安全です。
投票数は少ないですが、参考としてTwitterでアンケートを取ってみました。
エンジニアインターンの時給に関連するQ&A
最後に、エンジニアインターンについての関連するQ&Aについてまとめます。
エンジニアインターンってどんな仕事をするの?
エンジニアインターンは基本的には社員の方や業務契約の方と同じ業務を行います。学生だからとやることを制限されたりしないことが多く、企業での実務経験が積めるのでエンジニアとして大きく成長することができます。
自社でサービスを持っている企業では、Webサービスの計画や設計、機能提案、実装を行います。
エンジニアインターンの種類は何がある?
エンジニアインターンにはいくつかの種類があります。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- インフラエンジニア
- ネットワークエンジニア
- モバイルエンジニア
ベンチャー企業だと複数の職種を経験できることもよくあります。
エンジニアインターンのメリットって何?
エンジニアインターンのメリットは主に以下のようになります。
- 実務経験を積める
- 就活は余裕になる
- 優秀な学生と繋がれる
- 自己分析が進む
- 業界への理解が進む
- 肌が合えばインターン先の企業へ就職できる
特に就職は実務での開発経験があるかないかで雲泥の差があります。
エンジニアインターンの倍率はどのくらい?
エンジニアインターンの倍率は約5%と言われています。20社受けて1社受かるという計算なので相当難易度が高いですね。
基本は落ちるものだと思ってとにかく応募しましょう。書類選考が通るコツとしては、とくにかく成果物(ポートフォリオ)の完成度を高くすることです。
また、自己分析をしっかりして面接対策も怠らないようにしましょう。
実体験としても、僕は未経験状態から1社目のインターンに合格するまで30社以上は応募しました。
インターンの最低時給は?
インターンの最低時給は労働基準法に準じます。つまり、東京都であれば1042円になります。(2023/02/15時点)
地域の最低賃金未満で働かせようとしている企業は怪しい企業になりますので、絶対に避けましょう(笑)
ただ、「実務経験が積めるなら無給でもやらせてくれ!」と思ってしまう学生の気持ちは痛いほど分かります。。
エンジニアインターンのサマーインターンは高時給?(メルカリ、LINE)
ここまで、エンジニアの長期インターンの話をしてきましたが、サマーインターンや秋冬インターンでは超高時給で働けることがあります。
有名なのはLINEやメルカリといった企業のサマーインターンです。LINEで6週間で60万円が出るインターンもあります。
しかし、そのような企業は本当に限られた優秀な学生のみが参加できるようなものです。基本は高学歴な情報系学部や大学院生が受かる印象です。
地方学生には交通費や宿泊費も出るそうです。。自分の知らない世界線の話です。
まとめ: エンジニアインターン生の時給のリアル
個人的には、エンジニアインターンは稼げるっていうのは正直めちゃくちゃレベルの高い環境にいる人の話だと思います。
時給で言えば正直普通のアルバイトとあまり変わらないと思います。
しかし、在宅で勤務できたり、優秀な先輩エンジニアから間近でスキルを学べたりと環境は最強だと思います。
エンジニアを目指す学生はぜひとも挑戦してみてください!
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