留年が決まってしまった、、就職はもう終わりだよ、、
やりたいことが見つからないから留年したいんだけど就活に響かないか不安。。
というような方は意外と多いのではないでしょうか?
かく言う僕も大学1年時に留年を経験しました。
それでも就職活動を諦めたくなかった僕が私立文系の大学1年時からどのような大学生活を送ったかの経験を交えながら、「大学生で留年をしても就職活動は不利にならないし全然問題ない!」ということを解説していきます。
- 23卒の文系大学生
- プログラミングを始めたのは大学生から
- 1浪1留にも関わらず大手Web系企業にエンジニア職として新卒で複数内定
- ↓TwitterのDMで新卒のエンジニア就活のアドバイスもしてます
大学生の留年が就職に与える影響
おそらく全大学生が嫌いな言葉「留年」。意外にも大学生の10%~20%の割合で留年している人がいます。
この数字を見ると意外と沢山いるなという印象です笑
大学生で「留年」という言葉だけ聞くとあまり良くない印象がありますが、大学生活のビッグイベントである就活でも良くない印象で不利になってしまうのでしょうか。
結論から述べると、「大学で留年をしても不利にならないし内定は貰える。しかし、行きたい業界などによっては注意が必要」です。
私自身の経験も踏まえながら詳しく解説していきたいと思います。
そもそも留年について直接質問する企業は少ない
そもそも、留年について直接質問してくる企業はそこまで多くないと思います。
実際僕自身は就職活動の中で留年について聞かれたことはほとんどなかったです。
むしろ、僕の場合には自分から留年したことについて話すことのほうが多かったです。
「留年をしていた期間に1年間フルでインターンにコミットすることができました。」というように話すことで、
伝え方や留年した分の時間の使い方を工夫することで就活や今後の人生において不利になるどころか、武器になることもあります。
もし「留年した理由は?」と聞かれた場合
留年について聞いてくる企業があまりないとは言いましたが、だからといって全く聞かれないというわけでもないので、もし「留年した理由は?」と聞かれたときに備えて準備をしておく必要があります。
ここで重要なのが変にごまかしたり嘘をつくことは絶対にしないことです。
留年した理由自体は正直に答えるようにして、その後反省し気付いたことや学んだことを伝え、実際にどのような行動に移したか、1年間の間に何を得ることができたか、これらを必ずセットで伝えるようにしましょう。
注意したいのがマイナス評価につながるような答え方は避けることです。失敗してもそれを乗り越えることができたという経験をなるべくポジティブに伝えられるようにしましょう。
ここでの伝え方を間違えると就職で不利になってしまいます。
志望業界によっては留年が致命的になることも
目指している業界や職種によっては留年が不利になり、致命的になることがあるのも確かです。
例えば金融業界は就職時において留年に厳しいという話をよく聞きます。
理由としては、
- お金を扱うので真面目な人間が好まれる
- 年功序列の企業が多い
といった感じです。
金融業界では真面目な人が好まれ、中でもメガバンクと呼ばれるところは特に、就活時に留年生が不利になる傾向があると言われます。
留年して金融業界を目指す場合には相当な覚悟が必要です。
ただし、
参考: 留年してクレカ滞納しながら金融業界を受けたけど不利じゃなかった
上記記事によると、
- エントリーの段階で不利になることはない
- 複数社受けて面接で留年理由について聞かれたのは1回だけ
- 留年しても金融業界の内定をもらえた
このような記事もあるため、留年したからといって金融業界を諦める必要は全く無いと思います。
【改めて結論】留年しても就職は不利にならないし、内定は普通に出る
改めて結論ですが、「留年しても就職は不利にならないし、内定は普通に出る。」のです。
そもそも直接的に留年を指摘する企業はあまりないですし、聞かれたとしても留年の理由を正直に話すことで問題になることはあまりないと思います。
逆に、留年した分他の学生よりも時間が出来るためチャレンジングな行動が出来る可能性も高まり、不利どころか有利にすすめることができます。
そこで、どのような行動をとるのがよいかを次の章から解説していきます。
大学生が留年した時にするべき行動【不利をチャンスに変えよう】
留年してしまったという事実は消えませんし変えられません。
その後の就職で活かしたい場合は、留年したあとの行動が重要です。
では具体的に、留年してしまった場合に就職で不利にならないためにはどうすればよいのか、一つずつ順を追って紹介していきたいと思います。
- 長期インターンへ参加する
- 留学する
- 資格の勉強を行う
- 普通の学生とは違う経験を積む
長期インターンへ参加する
これは留年してしまった場合にマストで参加するようにしましょう。
実用的かつ実践的な力を身につけることができ、お金を貰える場合も多いです。
やりたい仕事や目指したい業界、会社がすでに決まっている場合にはそれに関わるインターンに参加することがおすすめです。
そうすることで留年していたとしても就職で不利どころか圧倒的に有利に働きます。
僕はもともとIT系の企業でエンジニアとして働きたいと思っていたのでIT系のベンチャー企業でエンジニアとして長期インターンに参加していました。
ここで注意したいのが、インターンとして大学生を雇って実際には雑務ばかりやらせる様な企業があるということです。
このようなインターンに参加してしまった場合にはすぐに辞めるようにしましょう。
海外留学する
これは人生経験としても大きいですし就職面接の際の話のネタにもなるのでおすすめですが、お金がかかります、ただし得られるものはかなり大きいと思うのでそこをクリアできる場合にはかなりおすすめです。
しかっりと目的意識を持って留学に行くことで自分自身にとって有意義な時間を過ごすことができます。
ここで注意したいのが特に何も考えず目的意識もなくただ海外に行ってしまうことです。これでは正直ただの海外旅行と変わりません。今どき留学経験者というだけではたくさんいます、その中でも差別化を図れるようにしっかりと目的意識を持って留学に望むことが重要です。
例えば、「IT業界に興味があるためシリコンバレーにいって関連企業の見学やインターンシップに参加する。」など、具体的に目的を持って行動に移すようにしましょう。
資格の勉強を行う
自分の目指している業界で有利になる資格を取ることも就職活動の際にプラスに働くのでおすすめです。
例えば、IT業界であればITパスポート、不動産業界であれば宅地建物取引士 (宅建士)、金融業界であればファイナンシャルプランナーなど、
自分の目指す業界が決まっているのであればその業界で役立つ資格を調べて資格取得を目指すようにしましょう。
しかし自分がまだどの業界に進みたいか決まっていない人もいるかと思います。
そのような人におすすめな資格がTOEICの点数を取得することです。
TOEICで一定以上の取得することができれば国内にいながらも英語力のアピールをすることができます。
グローバル化が急速に進んでいる中で英語力というのはどの業界の就職面接においてもプラスに働くこと間違いなしです。
最近ではYouTubeなどでもTOEICやその他資格試験に関する情報だったりが大量に存在するのでかなり安く資格取得までたどり着くことができると言えます。
普通の学生とは違う経験を積む
他の大学生が普通しないような経験をすることを心がけるようにしましょう。
なにか自分の好きなことをとことん極めてみる、起業、世界一周、日本一周など、人に興味を持ってもらえるような経験を大学生のうちにしておくと就活でもプラスになりますし、今後の人生においてもとても有意義なものになります。
わかりやすく言うと、「話のネタが増えるような行動や経験を積むことで魅力的な人間になろう!」ということです。
急に言われても難しいかもしれませんが、大学生という貴重な時間を無駄にしないためにも大胆に行動してみるのも良いかもしれません。
【補足】大学生の留年についての知識
実際に日本の大学生のどのくらいが留年しているのでしょうか。
また、どういった理由で留年してしまうのでしょうか。
これらの留年に対する知識を実際のデータを交えながら見ていきましょう。
大学生はどのくらいの割合で留年している?
大学にもよりますが各大学ごとに大学生の留年率を公表している場合があります。
僕が通う慶應義塾大学では、以下のようなデータが公表されています。これを見ると、
参考URL
慶応義塾大学全体の在籍者数の33,436人中の1,172人が留年しているため留年率は約3.5%となります。
また他大学などの留年率をランキング形式で見てみると、
1位 | 大阪大学・外国語学部(67.8%) |
---|---|
2位 | 東京外国語大学・言語文化学部(64.5%) |
3位 | 上智大学・外国語学部(44.8%) |
4位 | 東京大学・文学部(37.3%) |
5位 | 京都大学・法学部(33.6%) |
6位 | 京都大学・文学部(33.3%) |
7位 | 東京大学・法学部(30.9%) |
8位 | 一橋大学・経済学部(28.0%) |
9位 | 一橋大学・社会学部(27.1%) |
10位 | 京都大学・経済学部(26.8%) |
このように全て文系学部がとなっています。
このような数字からも意外と留年している大学生は多いのかもしれません。
大学生が留年をする理由は?
上記のように大学生は意外と留年している人が多いということがわかりました。
そのような大学生が留年をする理由としてはどのようなものが多いのでしょうか?
- 部活やサークルに没頭していた
- 就職活動で第一志望の企業へ合格できなかった
- 長期インターンで休学していた
- 単位の計算を見誤った・単に勉強不足で単位を落とした
- 体調面で問題があった
部活やサークルに没頭していた
留年する理由で結構多いのがこれです。
大学生活の中での部活動やサークル活動に没頭するああまり、授業の出席が足りなくなったり、勉強時間の確保ができなくなってテストで合格点を取れない。
こういった理由から単位を落としていった結果留年するというケースは多いです。
この理由での留年は就職で不利になる可能性を秘めています。この場合はあえて自分から留年理由を述べる必要はありません。
就職活動で第一志望の企業へ合格できなかった
この理由で留年する学生は多いわけではありませんが一定人数います。
就活で自分の思うような結果が出なかった(志望していた企業に入れなかった)学生が翌年再チャレンジするために就職浪人するといったパターンです。
こちらの場合は大学を卒業している場合がほとんどなので正式には留年とは言わないかもしれません。
簡単に言うと、大学受験における浪人と同じ意味合いです。
この理由での留年は就職において不利になる可能性を秘めています。伝え方を間違えずに、留年期間の行動の方に着目してもらえるように努めましょう。
長期インターンで休学していた
こちらは長期インターンに参加するために大学を一時休学して、それに伴い留年が発生する場合です。
このケースに関しては自分の意志で休学し長期インターンに参加しているため割とポジティブな理由であると言えます。
このようなポジティブな留年理由は就職では不利になることが少ないです。
単位の計算を見誤った・単に勉強不足で単位を落とした
時間割を組む際に自分が計算していた単位数と実際の単位数が違っていた。撮ったと思った授業が取れていなかった。そもそも履修登録を忘れていた。勉強不足で定期試験の合格点を取れなかった。などなど、
シンプルに単位が足りなくて留年してしまうパターンです。
上記の部活やサークルに没頭していた場合に起こりやすいかもしれません。
この理由での留年は就職で不利になってしまう可能性を秘めています。あえて自分の方から面接で言う必要はありません。
体調面(精神面)で問題があった【うつなど】
これは自分自身の健康状態に問題があり学校に通えなくなる→授業・テストが受けられない→単位を落とす→留年するといった場合です。
どうしようもない面もありますが、大学生活において体調管理は意外と大事だったりします。
体調面で問題があった場合の留年の就職は、
- 完治していること
- 完治していなくても仕事に支障はない
ということをしっかりと明言しておけば不利になることはありません。
まとめ: 大学生が留年しても就職では不利にならない
何度も言うようですが結論として、大学生が留年しても就職では不利になりません!
大事なのは留年したということよりも、留年したあとに何をしたかです。
留年した大学生に限らず貴重な大学生活をいかに過ごすかが就職活動や今後の人生に大きく関わってきます!
今一度自身の大学生活を見直してみて充実した大学生活を送りましょう!
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