就活に有利になるし優秀な仲間とも出会える学生期間中の最おすすめ行動の1つである、「長期インターン」。
しかし、
せっかく思い立って長期インターンの面接を受けてみたのですが全く受からないです。長期インターンの面接難しいです。原因も分からないしもう辞めたいです。。
このような方も中にはいるのではないでしょうか。
実際僕も30社以上落ちています。それでも諦めずに挑戦し、結果的に長期インターンで最高の経験をすることができました。
そこで、この記事では、
- 長期インターンは受からないもの
- 長期インターンに受からない人の特徴
- 長期インターンに受かるためには
について解説していきます。最後まで読めば長期インターン合格に少しでも近づけるようになるはずです。
今回は、長期インターン時代に学生の採用を行っていた友達にも話を聞いてきたので、信憑性は高くなっています。
長期インターンの面接は受からないもの。合格率は低い。
まず結論からですが、長期インターンは基本的には受からないものです。合格率もかなり低く、10%ほどと言われています。
長期インターンの合格率が低い理由は2点ほどあると考えられます。
- 多くの学生が応募している
- 企業が求めるレベルが高い
まず、「長期インターンは最高の成長環境で就活も圧倒的に有利になる」という考えが学生にかなり広まっており、長期インターンへ挑戦する学生が非常に多いため、倍率が高くなってしまっています。
また、企業はインターン生を戦力として見ています。そのため、学生に求めるレベルやポテンシャル感もアルバイトより高いのです。
しかし、長期インターンに受かる人は未経験でもすぐに受かります。逆に受からない人はいつまでも受からないでしょう。
そこで、次の章から長期インターンに受からない人の特徴を述べていきます。
長期インターンに受からない人の特徴
長期インターンに受からない人の特徴を挙げる前に、究極的な結論を述べると、長期インターンに受かるには、「この人と働きたい、一緒に仕事がしたい」と思われることが大事です。
これを意識した上で以下の文章を読んでいくと理解がより深まると思います。
それでは実際に長期インターンに受からない人の特徴を挙げていきます。
- ビジネスマナーに問題がある
- レスポンスが遅い
- インターンへの参加目的が明確ではない
- 自己分析が足りていない
- 企業分析が足りていない
- 主体性が無さそうだった
- 愛嬌がなかった
- 逆質問でなにも質問しなかった
- 論理的な思考力をアピールできなかった
- エンジニアやデザイナーの場合はスキル不足と判断された可能性も
- 【補足】貴方のせいではないパターンもある(企業側とのマッチ度の問題)
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ビジネスマナーに問題がある
まず長期インターンに受からない人の特徴としては、「ビジネスマナーに問題がある」ということです。
ビジネスマナーとは、「ビジネスにおいて相手に対する敬意や信頼を示すための礼儀作法や行動規範」のことです。
面接時に見られるビジネスマナーを具体的に言うと、
- 挨拶や名刺交換
- メールや電話のマナー
- 面接時の態度やマナー
- 服装や身だしなみ
- 締切を過ぎてしまう場合の連絡
- 遅刻の連絡
ビジネスマナーは、ビジネスにおいて重要なコミュニケーションツールであり、相手との信頼関係を築くために必要なものです。
意外と学生はビジネスマナーができていないことが多いので、自分のメールやメッセージの文章や面接時の態度を見直してみましょう。
特にメールやメッセージの文章は意識しないと違和感を覚えられてしまいます。
レスポンスが遅い
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「レスポンスが遅い」ということです。
ビジネスシーンでは、「メールの返信が遅い人に仕事ができる人はいない」と言われるほどにレスポンスの早さは重要になっています。
レスポンスが遅いと、採用工程がスムーズに行われないだけでなく、「この応募者はクライアントとのやり取りにもこのレスポンスの遅さで対応するのかな、、」と思わせてしまい不利になってしまいます。
自己分析が足りていない
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「自己分析が足りていない」ということです。
自己分析とは、「自分の性格、強み・弱み、価値観の傾向」などを明らかにして自己理解を深めることです。
自己分析が足りていない学生は自己アピールも上手に出来ず、質問に対しての回答の論理も一貫していないように映ってしまいます。
インターンへの参加目的が明確ではない
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「インターンへの参加目的が明確ではない」ということです。
長期インターンは参加するだけでは全く意味がありません。
その中で、長期インターンになぜ参加するのかを自分の中で明確にしないと企業への志望動機も曖昧になるだけでなく、長期インターンを始めてもすぐに辞めてしまうのではないか、と思われてしまいます。
企業分析が足りていない
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「企業分析が足りていない」ということです。
企業分析を行えていないと志望動機に説得力を持たせることができません。
ホームページに掲載されていることさえも知っていないことが人事にバレると一発で「この学生は自分の企業には興味がないんだな」と思ってしまいます。
逆質問でなにも質問しなかった
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「逆質問でなにも質問しなかった」ということです。
逆質問とは、応募者が企業側に質問をすることです。面接の最後の方に、「逆に何か質問はありますか?」と企業側の方がすることが多いです。
逆質問をしないということは
- 企業への興味や熱意が薄いと思われる
- 企業と学生との相性が不明になる
- アピールチャンスを失う
という事になってしまいます。最後のアピールチャンス、という点ですが、逆質問はアピールできるチャンスでもあるのです。
逆質問によって企業への関心度や思考能力をアピールしていきましょう。
主体性が無さそうだった
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「主体性が無さそうだった」ということです。
長期インターンで求められている学生は自己学習できて若いながら自分でどんどん発言や提案ができ成長していける学生です。
つまり一言でまとめると「主体性がある人」になります。
- 長期インターンにとりあえず参加しとけば就活で有利になりそう
- インターンで社員に教えてもらいながら成長したい
- タスクを貰うまで何もしない待ち人間
このような思考の人はインターン面接や就活にとどまらず企業に入社しても苦労するため、見直していきましょう。
愛嬌がなかった
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「愛嬌がなかった」ということです。
先程も述べたように、究極的に言えば「この人と働きたい、一緒に仕事がしたい」と思わせればインターンには合格することができます。
いくら優秀そうであっても、この人と働きたくはないなと思われれば不合格となってしまいます。
特に、長期インターンでは入社当初はわからないことだらけなので、社員への質問も多くなります。そのときに愛嬌がないと「この人には教えたくない」となってしまいます。
そのため、愛嬌や人当たりの良さ、性格の良さが重要になってくるのです。
論理的な思考力をアピールできなかった
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「論理的な思考力をアピールできなかった」ということです。
論理的な文章を組み立てることが大事ですが、それには「結論から話す」ということを意識しましょう。また、「コンサル一年目が学ぶこと」という書籍でも紹介されているPREP法を意識して文章を組み立てましょう。
「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」の流れで相手に伝える方法。
面接だけでなくESや書類選考の段階から意識しましょう。
エンジニアやデザイナーの場合はスキル不足と判断された可能性も
次に長期インターンに受からない人の特徴としては、「スキル不足と判断された」ということです。
エンジニアやデザイナーは今までの項目に加えて、現時点でのスキルと今後のポテンシャルという点も評価されます。
特に未経験からの採用となると実績の評価が難しいため、ポートフォリオを作成してから書類選考や面接へ望むことが大事です。
僕もポートフォリオを作るまでは面接さえ進めなかったのですが、
ポートフォリオを作成して公開してからはほぼほぼ面接まで進める様になりました。
【補足】貴方のせいではないパターンもある(企業側とのマッチ度の問題)
最後に、長期インターンに受からない原因が応募者のせいではないパターンも補足として紹介しておきます。
- 非常に優秀でぜひ働いて欲しいが、ほんの少し前に同じようなスキルセットの学生を採用してしまった
- 優秀すぎてウチでは満足させられないかもしれない
- 優秀だが企業文化的に別の企業の方が活躍できそう
というようなパターンがあるのです。
必ずしも受からない原因が自分なわけではないので、いつまでも気にしないことも時には重要です。
長期インターンに受からない場合の対処法
次に、長期インターンに受からないときの対処方法を解説していきます。
- なぜ自分が不合格だったのか聞いてみる
- 面接を何度も繰り返そう【落ちても気にしなくてOK】
- ビジネスマナーを知ろう
- インターンへの参加目的を明確にしよう
- 自己分析をしっかりして自己PRができるようにしよう
- 企業分析をしっかりと行おう
- 逆質問をしっかりと用意しよう
なぜ自分が不合格だったのか聞いてみる
まず長期インターンに受からないときの対処法としては、「なぜ自分が不合格だったのか聞いてみる」ということが挙げられます。
直接人事の方からの評価を聞けるだけでなく、自分のどこに問題があるかが明らかになるのは非常に有益です。
回答してくれないこともありますが、聞くだけ損ではないと思います。
意外と懐の深い企業の方は回答してくれることもあるので絶対に聞いてみましょう。
※最初から不合格時に「結果の理由についての回答はしかねます」的なことが記載されている場合は迷惑となるのでやめておきましょう。
面接を何度も繰り返そう【落ちても気にしなくてOK】
次に長期インターンに受からないときの対処法としては、「面接を何度も繰り返す」ということが挙げられます。
最初にも述べたように、長期インターンは基本的に受からないものです。合格率も低く、参加自体のハードルが高いのです。
そのため、何度でも長期インターンの面接にチャレンジすることが大事です。面接を繰り返す中で慣れていったり、自己分析が進んでいったりするものです。
また、ただ面接を繰り返すだけでなく、面接を終えた後はしっかりと反省や振り返りも忘れずにしましょう。
1番最初から面接がうまくいく人は相当の実力者です(笑)
僕の1回目の面接は思い出したくもないほどひどいものでした。。
ビジネスマナーを知ろう
次に長期インターンに受からないときの対処法としては、「ビジネスマナーを知る」ということが挙げられます。
社員として働いたことがない学生がビジネスマナーを完璧に覚えている必要はないですが、最低限のマナーは意識しておきましょう。
- レスポンスはなるべく早く行う。
- メールの文章の構成とマナーを学ぶ。例: 最初に宛先、最後に自分の名前を書く。正しい日本語を使う。等
- 面接時の服装は基本はスーツ。私服指定の場合はオフィスカジュアルで派手すぎない格好にする。
- 遅刻はしない。遅刻しそうなら早めの連絡を行う。
- 面接後は必ずお礼メールをする。
以下のようなサイトを一通り見ておくことを推奨します。
恥をかかないための就活マナー – 就活支援 – マイナビ2023
「自己分析→参加目的を明確に→企業分析→自己アピール」の流れを意識しよう
次に長期インターンに受からないときの対処法としては、「自己分析→参加目的を明確に→企業分析→自己アピールの流れを意識する」ということが挙げられます。
- まずは自己分析で自分について深く知ることで、「自分が何をしているときに楽しいと感じるのか」を理解し、将来的にどのようになっていたいかを考えます。
- 次にそれを叶えるためには長期インターンに参加することがなぜ重要なのかに繋げます。
- さらにそこから長期インターンに参加する目的を叶えられる企業はどこなのかを企業分析をしながら考えます。
- 最後に、企業分析をしたうえで、自分が採用されることによる企業側のメリットを自己アピールとして行いましょう。
また、自己アピールは具体的な話を用意すると良いと思います。
例えば、自己アピールが「好奇心」だとすれば、今までの人生でその好奇心を発揮して活躍したエピソードを持っていきましょう。
参加目的を明確にせずに長期インターンに参加するとインターン参加後も苦労することになるので注意が必要です。
逆質問をしっかりと用意しよう
次に長期インターンに受からないときの対処法としては、「逆質問をしっかりと用意しよう」ということが挙げられます。
逆質問のポイントを挙げていきます。
- 自分が本当に知りたいことを質問する
- 自己PRにつなげる
- ホームページに書いてあるような内容は質問しない
- マイナスイメージを与える質問はしない
また、逆質問の例を挙げておきます。
- 御社に入社することになった場合、入社までにやっておくべきことはありますか?
- 企業の雰囲気はどんな感じですか?
- 〇〇さんはなぜその会社に入ったのですか?
- 入社後に具体的に自分が担当する課題はなんですか?
- なぜインターン生を採用しているのでしょうか?
- どういう学生が活躍しているのですか?
- 私が作ったアプリケーションのフィードバックはありますか?
- ここまでの面接で私の評価はどういったものになっていますか?
逆質問をうまく使えば自己PRになるだけでなく、企業選びや企業で働く自分をイメージすることができます。
「長期インターンに受からない」に関連するQ&A
最後に、長期インターンに受からない人が気になるであろう関連Q&Aを掲載します。
長期インターンは何年生からやるべき?
長期インターンは「今から」始めるべきです。できるだけ早く始めることが重要です。
なぜなら、長期インターンはある程度の期間を費やすことで意味をなしてくるものだからです。早く始めれば早く始めるほど市場価値の高い状態で就活に望むことができ、新卒でも圧倒的な成果を残せることができます。
しかし、だからといって3年や4年で始めるのは遅いのか、と言われると、長期インターンに参加する目的が「スキル的に成長したい」というものであればそうとも限りません。
長期インターンは複数応募していいの?
長期インターンは複数応募はもちろんして大丈夫です。そもそも基本は受からないものなので、どんどん受けたい企業に応募するべきです。
複数受かってしまったらどうするの?
複数受かった場合は受かった企業から一番行きたいところに行き、それ以外の企業には断りを絶対に入れましょう。
長期インターンの面接の服装は?
基本的に何も言われていない場合はスーツで行くのが無難です。
しかし、スタートアップやベンチャー企業では私服で業務をすることが多いので、私服指定があることもあります。
その場合はカジュアル過ぎないオフィスカジュアルと言われるような服装で行くと良いと思います。
堅くないような企業だと、スーツだと逆に珍しくて印象に残ることもあるので戦略的にあえてスーツで行くこともありです
インターンの選考結果はいつ?
インターンの選考結果は企業によって変わります。早い企業だと面接のその場で合格と言ってくれたり、もう今から働こうと言ってくれる企業もあります。
逆に選考ステップをしっかり踏んでいる場合は1週間ほどかかる場合もあります。
大体、企業の方が「1週間を目処に」、「〇〇日までに」というように提示してくれることがほとんどです。その期限を過ぎても結果が来ない場合は、企業に直接問い合わせるのも手です。
長期インターンの流れは?
長期インターンの流れとしては、
- 企業選び
- 応募
- 参加
- 実際に参加
という流れになります。参加後は企業によって変わりますが、初日はPCのセットアップや社内研修があることが多いので安心してください。
まとめ: 長期インターンに受からない
長期インターンは基本的に受からないものです。
受からない中でも学べることは多いはずです。途中で述べた、「自己分析→参加目的を明確に→企業分析→自己アピール」というのは就活本番でも活かされるものです。
長期インターンを受けているだけでも成長しているのです。しかし、ここで諦めてしまっては勿体ないです。
ぜひ合格まで頑張ってください!
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