長期インターンを始めたい!けど大学3年生の秋から長期インターンって遅いかな?
夏の短期インターンが終わり本選考も少しずつ始まる大学3年生の秋。
夏に自分の現在地と理想のギャップ感じてしまい焦ってしまっている方や、本格的に就活を始めるにあたって授業と長期インターンの両立に不安を感じる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では実際に長期インターンを3年秋から始めることについて、
- 長期インターンは3年秋から始めても遅くない理由
- 長期インターンを3年秋から始めるのが遅いパターン
- 長期インターンを3年秋から始める際の注意点
について実体験をもとに解説していきます。
長期インターンを3年秋から始めても遅くない理由
まず結論から言うと、長期インターンは3年秋からやっても全くもって遅くありません。
しかし目的を間違えると意味のない長期インターンになりかねないため、まずは長期インターンを3年秋から始めても遅くない理由やメリットを解説していきます。
- 実務経験を積める・スキルが身につく
- 就活の自己PRやガクチカに繋がる
- 自己分析が進む
- 優秀な学生と繋がれる
1つずつ見ていきます。
実務経験を積め、スキルも身につく
長期インターンに大学3年秋から参加するメリットとして社会人になる前に実務経験が積め、スキルも身につくという点が挙げられれます。
結果として、同じ年に入社する同期に圧倒的に差をつけた状態で入社できます。
長期インターンは普通のアルバイトに比べて求められることが多く、責任も伴います。自分なりに試行錯誤して業務に当たる必要があります。
さらに、裁量が多く与えられているため、企業側も学生に成長してほしいと願われていることが多く、丁寧なフィードバックが貰えます。自分の良いところ、悪いところを早い段階で知ることができ、改善していくことができます。
短期インターンは就活している学生に向けて用意されたプログラムや楽しんでもらうために本当の業務とは違うことをやるため、上記のようなことは長期インターンでしか経験出来ません。
長期インターンを3年秋に始めても、卒業までには十分に時間があるためかなり力がついた状態で社会人になることが出来ます。
実際、就活終了後に長期インターンを始めた友人は現在同期と比べても圧倒的に結果を残しているそうです。[
就活の自己PRやガクチカに繋がる
長期インターンをしていれば就活は基本無双します。
長期インターンを3年秋に始めたとしても、先程述べたような成長を短期間でしており、しっかりとその経験を言語化できていれば他の学生とは十分に差別化できます。
勿論長期インターンを行っているという事実それ自体には価値はありません。ちゃんと試行錯誤しながら毎日業務をこなし、そこから得られた経験やスキルを言語化する必要があります。
また、実際に働いている社会人と話せることで現在進行で行っている就職活動のアドバイスを貰うことも出来るかもしれません。
自己分析が進む
長期インターンをしていると、「自分が本心からやりたいことは何だろう、何をしているときが幸せなのだろう」、「自分はこういうところに強みがあるけど、こういうタスクは苦手だな」というようなことを日々嫌でも感じます。
このような日々を過ごすことで、自分のキャリアについて考える機会が多くなり、どのような企業でどのような仕事をしたいかが明確になってきます。
これは長期インターンを3年の秋から行っても遅くありません。むしろ経験しておくべきです。
就活時にも本音で人事の方と話せるようになり上辺だけの面接をしなくて良くなります。
優秀な学生と繋がれる
長期インターンに参加する学生は基本的に世間で言われる「意識高い系」です。しかし、意識高い系の学生の中には本当に優秀で地頭の良い方がいます。
そのような優秀な学生と接点を持つことは自分のキャリアの中でも非常にメリットとなります。特に就活をし始めた3年秋の段階で出会うと就活の相談などもしやすいです。
実際僕は今でも長期インターン時代に出会った友達から開発の案件を回してもらったりブログメディアのアドバイスをお互いし合ったりしています。
長期インターンを3年秋から始めるのが遅いパターン
ここまでは長期インターンを3年秋から始めるのは全く遅くないということについて解説しましたが、実際長期インターンを3年秋から始めるのが遅いというパターンもあります。
- 就活を今すぐにでもスタートしたい
- 授業が忙しい(長期インターンにあまり時間が割けない)
1つずつ見ていきます。
就活を今すぐにでもスタートしたい
就活を今スグにでもスタートしたい人にとっては長期インターンを3年秋からやっても遅い可能性があります。
先程も述べたように、長期インターンに参加していること自体は就活でアピールポイントになりません。
「長期インターンを1ヶ月前にはじめました」というアピールをされても内容は?その過程は?となってしまいます。
授業や他の活動が忙しい
大学3年生は単位や研究室の状況によって非常に忙しい方もいると思います。長期インターンでしっかりと意味のある経験をするためには週20時間程度は最低でも勤務する必要があります。
また、長期インターンを始めてみると想像以上に楽しく成長の実感があるため、もっと時間を取りたいと考えるのです。実際僕の周りにはそのような人が非常に多かったです。
そのため長期インターンにあまり時間が割けない人は長期インターンを3年秋から始めるのは避けたほうが良いかもしれません。
長期インターンを3年秋から始める際の注意点
この章では長期インターンを実際に3年秋から行おうと思っている方に向けて注意点や企業の選び方について解説していきます。
長期インターンをする目的を明確にしよう
先程も述べたように3年秋から長期インターンを始める目的としては、就活のためというよりはむしろ「自分自身の経験やスキルを身につけるため」です。勿論就活にも活かせますが、メインは市場価値をあげることです。
目的や目標が明確化されていないと日々の業務のモチベーションが上がりませんし、そもそも企業選びにも影響が出てしまいます。
自分のなりたい理想的なキャリアプランと照らし合わせて考えていきましょう。
長期インターンは主体的に
長期インターンでは、参加して与えられた課題をこなすだけの受け身な姿勢で働ことうしても得られるものが少ないです。
長期インターンで成長し、良い経験にするために大事なのことは主体性です。
与えられたタスクをどのように解決するかを考えたり、先輩や上司に積極的に話に行ったり、新しい企画を提案したりすることが重要です。
特に長期インターンを3年秋から始める場合は1年半ほどしか経験できないため、よりいっそう主体的に行動しましょう。
とにかく早く決断をしよう
長期インターンを大学3年秋から始めようと思っている人はなるべく早く決断しましょう。
少しでも長く経験することが重要ですし、もし就活を意識してインターンを始める場合、本選考が始まってしまいます。
また、長期インターンは思っている以上に参加倍率が高いです。企業に採用してもらえるまでに時間がかかることがあるので、もし長期インターンをやると決めたらできるだけ早く行動に移しましょう。
それでも企業は慎重に選ぼう
決断は早くするべきですが、長期インターンをする企業は慎重に選びましょう。
なぜなら、3年秋から始める場合、その企業が学生中で唯一の長期インターンになる可能性もあるからです。
その企業がブラック企業や雑務ばかりの企業だったりするとせっかくのインターン経験がただのアルバイトと変わらなくなってしまうこともあります。
面接は沢山受けるべきですが、合格した企業の中から慎重に選びましょう。
また、長期インターンは想像以上に落ちるので気にせずどんどん面接をするべきです。僕が落ちた企業の数はざっと数十社です笑
あくまで学業優先
最後に、仮に長期インターンに参加することが決まったとしても学業をおろそかにして留年してしまっては本末転倒です。
入社後は覚えることも多く負担がかかりがちですが、しっかり単位を取れるようにシフトを組んでもらいましょう。
【補足】長期インターンを3年秋からやって休学するという手もアリ
実際、長期インターンを始めるとかなり楽しいです。
1年の夏過ぎから長期インターンを始めた僕でさえ、もっと早く始めておけばよかったと思うくらいです。
長期インターンで得られる経験やスキルはある程度の期間を必要としますが、逆に言えば、長くやればやるほど指数関数的にスキルが付いていくのです。
そこで、1つの手としては「長期インターンを3年秋からやって1年間の休学をする」というプランです。
長期インターンを1年経験した状態で就活できるので、ガクチカやスキル、経験だけでなく企業選びの点でも多くのメリットがあります。
実際僕の先輩でこの流れで就活をして就活を成功させただけでなく、入社後も新人賞を取るなど活躍している方がいます。
勿論休学はデメリットもあるので安易にはオススメはできませんが、1つの手として考えてみるのも良いかもしれません。
長期インターンを3年秋から始めるときのQ&A
最後に、長期インターンを3年秋から始める方が気になるであろうQ&Aをまとめておきました。
そもそも長期インターンって何?バイトとの違いは?
長期インターンとは、学生が在学中に企業や組織に一定期間実際のビジネス現場で仕事経験を積むことができるものです。
長期インターンとアルバイトの大きな違いを個人的にまとめると、
- アルバイトは与えられた定型的な仕事を給与のために行う。
- 逆にインターンは抽象的な課題を定型に落とし込む。
- アルバイトは時間に対して期待がある。
- インターンは成果に対して期待がある。
という感じでしょうか。
短期インターンとの違いは?
先程も軽く述べましたが、短期インターンは企業のリクルート活動の一種です。
学生の成長やキャリアアップというのは主目的ではありません。学生の目的はその企業に対して本選考の前段階にする、業界を知る、その企業の業務内容を知る、というようなかんじになります。
長期インターンに受からないんですけど。。
結論、長期インターンは基本受からないものです。
僕も30社以上は受けています。なぜ受からないのか、どうすれば受かるのかについては以下で詳しく解説しています。
長期インターンは意味ないと聞いたけど後悔はある?
意味ない長期インターンになっているパターンも存在してしまいます。
- 目的や目標が明確になっていない
- 成長したいわけではない
- 就活だけが目的
- とにかくお金が欲しい
- 長期インターンに時間を割けない
- 企業がブラックすぎる
このようなインターンは意味ない可能性があります。僕自身も一度長期インターンで後悔したことがあります。
後悔しないインターンをしたい方は以下の記事も参考にしてください。
長期インターンっていつまでやるの?何ヶ月くらい続けるの?
長期インターンは最低でも6ヶ月ほど勤めた方が良いと思います。
長期インターンで得るべき経験というものは、「目標を設定し、それに対してどのようにアプローチをして、実際にその目標が達成できたのかを確認する、そしてその結果を振り返る」という一連の流れなのです。
それを経験するためには少なくとも6ヶ月程度は必要だと思います。
大学3年で長期インターンを行かないとやばいの?
長期インターンは大学生活、就活だけでなくその先のキャリアにとってもプラスになることは間違いありません。
しかし、長期インターンだけが大学でやるべきことではありません。そもそも学業が本分です。また人生一度しかない大学生活、やりたくないことをやっているほど暇ではないはずです。
結論: 長期インターンは3年秋からでも全く遅くない。
- 長期インターンは3年秋からでも全く遅くない
- インターンをやる目的を就職活動のためだけにしてしまう場合は遅いかも
長期インターンでは実際に経験を積んで自分のキャリアアップを図ることが重要です。その目的のためであれば、遅いということはないのです。
コメント