大学でゼミに入らない選択はアリ。【就活は?卒論は?後悔は?】

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「大学でゼミ入らないのって終わってる?」
「大学でゼミ入らないと就活厳しいの?」

大学生であっても文系の一部の学部ではゼミに入らなくても卒業できるという人もいると思います。そのようなときに、ゼミに入らないと色々な面で不利になるのではないかと不安になってしまいますよね。

そこで、本記事では大学でゼミに入らないという選択をした僕が

本記事のポイント
  • 大学でゼミに入らない場合の就活について
  • 大学でゼミに入らないメリット、デメリット

を解説していきます。

この記事の信頼性
  • 23卒の文系大学生
  • 大学ではサークルにもゼミにも入っていない
  • 1浪1留にも関わらず大手Web系企業にエンジニア職として複数内定
  • ↓TwitterのDMでエンジニア就活のアドバイスもしてます
目次

大学でゼミに入らないと就職活動は不利になる?

結論から先に言うと、大学でゼミに入らないのは全然アリです。

僕は大学のゼミに入らないという選択をして、さらに留年までしましたが、誰もが知る大手Web企業から内定をいただきました。しかも複数です。

これだけでも「大学でゼミに入らないからと言って就活が不利になることはない」に説得力があると思います。

もう少し具体的になぜ大学でゼミに入らなくても就活で不利にならないかというのを掘り下げていきます。

理由: ゼミに関する質問がそんなにない

そもそも、ゼミに所属していたかどうかを聞くことはあっても、ゼミに所属していなかったと分かった時点でその後ゼミの話はしてきません。もしそのような企業がいたら意地が悪いですよね笑

理系の研究重視の面接でもない限り、ゼミの内容が就活でダイレクトに有利・不利につながるというようなことはあまり聞いたことがありません。

理由: ゼミ以外でアピールすれば何も問題がない

ゼミに入っていないとしても、ゼミ以外の活動でアピールすれば何も問題がありません。

僕は長期インターンをずっとやっていたので、そこで得たスキルや経験でアピールしました。

就活で覚えてほしいことは、「〇〇をやっていた」という事実だけで有利になるようなことはないということです。それはゼミであっても長期インターンであっても留学であってもです。

その経験から得られたものや学んだこと、その過程と試行錯誤の跡が大事なのです。

補足: 就活でゼミに入らなかった理由を聞かれたら?

それでも、もし仮にゼミに入らなかった理由を聞かれた場合はなんと答えればよいのでしょうか?

正直に回答するのが良いですが、あくまで回答としてはポジティブなものにしましょう。

ゼミに入らなかった理由を聞かれたら?
  • ゼミ以上に熱中するものが見つかった
  • 長期インターンに費やしていた
  • 学部の勉強とは違う学問にのめり込んでいた

間違えても、「面倒くさそうだったから」や「時間が勿体無いかと思った」などネガティブな理由を述べないようにしましょう。

補足: 僕が就活で不利にならなかったのは「エンジニア就活」だったからかも。

僕はエンジニア就活をしていたので、文系のゼミに入っていても入っていなくても関係がなかっただけかもしれません。

もし普通の文系の総合職採用の就活であればゼミに入っていない理由をもっと聞かれた可能性もあります。

大学でゼミに入らないメリット

ではここからは実際に大学でゼミに入らないメリットとデメリットを解説していきます。まずはメリットから見ていきましょう。

大学でゼミに入らないメリット
  • 自分の興味あることに時間を使える
  • 空きコマが生まれにくい
  • 新しい人間関係を気にしないで良くなる

それぞれ具体的に見ていきます。

自分の興味あることに時間を使える

基本的にはコレが一番のメリットです。ゼミは想像以上に大変だと聞きます。

毎週の課題と授業や発表の準備、合宿に学会での発表、卒論など非常に忙しくなるため、その時間がなくなると多くの時間を自分がやりたいことに使えます。

特に大学の最終年など僕は本当に時間が多く余っていました。

その時間を有効活用することができれば大学でゼミに入らないことのメリットになるのではないでしょうか。

空きコマが生まれにくい

大学でゼミに入らないことの意外なメリットです。

ゼミは基本固定で2時間続きなどで入るため授業の組み方が難しくなります。ゼミまでの時間暇になったり、ゼミのためだけに学校へ行くということがなくなります。

この世にある時間の中で「空きコマの時間」が一番無駄説を推したい。

新しい人間関係を気にしないで良くなる

ゼミというのはどうしても新しい人間関係を構築しなければいけない上に、かなり密な関係にならざるを得ません。合宿や共同作業のときに苦手な人がいると苦痛となります。

飲み会も多いのでいわゆる陽キャな人が多いゼミだと苦労するかもしれません。

僕は大勢での飲み会が苦手なので参加しなくていいのはメリットになりました。

大学でゼミに入らないデメリット

では逆に大学でゼミに入らないデメリットはどのようなものがあるでしょうか。

大学でゼミに入らないデメリット
  • 就職や単位の情報源が減る
  • 就職活動で話せるネタが1つ減る
  • 人前でプレゼンや発表をする機会を失う
  • 出会いが減る

それぞれ具体的に見ていきます。

就職や単位の情報源が減る

これは結構大きいかもしれません。ゼミに入る時期にも寄るのですが、3年生からゼミや研究室に配属になる場合、それ以降の主な情報源はゼミになりがちです。

サークルや部活を4年生まで引退しないという人は全く問題ないかもしれませんが、僕のようにサークルや部活、ゼミなど何にも所属していなかった人はクラスの授業もなくなってくるのでいよいよ単位や就活の情報を得るのが難しくなりました。

就活については自分で調べるだけでなく色々な人の情報や意見を聞くことが重要なのですが僕はそれができませんでした。そのため、大学内ではなく積極的に就活イベントで知り合った人と繋がり続けたり、中学・高校時代の友達と就活について話すことでこの問題を解消していました。

単位についてはゼミに入る以前から友達になっていた人をとにかく大事にしました笑

就職活動で話せるネタが1つ減る

当たり前ですが、ゼミに入っていればゼミの話も就活で出来ますし、面白い研究をしていたら人事の方も食いついてくれます。

自分が興味を持って学習した内容を話すのは楽しいですし、相手も楽しいと思います。

しかし、就活のネタとしてゼミに入るというのはオススメしません。あくまで結果的に話せるようになるというだけでこれを動機にすると絶対にうまくいかないのでやめておきましょう。

人前でプレゼンや発表をする機会を失う

ゼミに入るととにかく自分の考えを言語化して発表したりプレゼンしたりする機会が多くあります。しかもその相手は自分よりも知識も経験もあるような人なので緊張するはずです。

このような経験は社会に出ても確実に必要な能力となります。

そのため、大学でゼミに入らない場合はこの能力を他でつける必要があります。個人的には長期インターンなどでそれをつけると良いと考えています。

出会いが減る

人間関係については大学でゼミに入らないメリットでもありますが、逆にデメリットにもなりえます。

先程も述べたようにゼミは合宿があったり授業が大変だったりするのでより親密になります。発表や議論を繰り返すことで本気でぶつかり合うこともあるのです。だからこそ仲間意識というのが強くなり、卒業後も集まることが多いのがゼミの仲間だと言われています。

そのため、大学で密の濃い仲間を作る機会を失うというのは大学でゼミに入らないデメリットなのではないでしょうか。

大学でゼミに入らない場合のオススメ行動

大学でゼミに入らないでもアリ。という主張の前提として、「その代わり何か行動をしていなければいけない。」というのがあります。

なぜなら就活で本当に何も話すことがなくなってしまうだけでなく、大学生活を振り返ったときにただダラダラしていただけで薄っぺらい思い出になってしまうからです。

そこで、大学でゼミに入らない代わりにするべきオススメのアクションを解説します。

大学でゼミに入らない学生におすすめの行動
  • 長期インターンへ参加する
  • 資格取得や英語学習をする
  • 自分の趣味に没頭する
  • 部活やサークルを全力で行う
  • 留学へ行く

それぞれ個別に見ていきましょう。

長期インターンに参加する

個人的には一番オススメしたいです。大学でゼミに入らない場合のデメリットを全て補って余りあると思います。(理系の方は事情が変わるかもしれませんが)

長期インターンで期待できることは以下の様になります。

長期インターンのメリット
  1. 圧倒的に成長できる
  2. 就活は無双する
  3. 優秀な学生と繋がれる
  4. 自己分析が進む
  5. 業界や企業、ビジネス構造への理解が深まる
  6. 基本的なビジネススキルが身につく
  7. 時給や給与が高い(企業による)

その分長期インターンはキツイですが、それでも十分にやる価値はあります。

資格取得や英語学習をする

大学でゼミに入らないで時間を作れば、難しめの資格を取得したり、英語学習に時間を掛けることが出来ます。

学部で学ぶ勉強に関連した資格を取ったり、あえて自分の勉強と全く関係ない資格を取ってみたりすることで自分の知識に幅を持たせることができます。

就職活動でも簿記やIT関連の資格が評価される場合もあります。

留学に行く

留学はまとまった時間がないといけないため、大学でゼミに入らない人にはうってつけです。ゼミに入っていれば夏休みや春休みという長期休みでも活動がある場合がほとんどです。

海外への留学は語学的な意味合いだけでなく、日本では経験できない価値観や文化に触れられるという点でとても良い選択です。

自分の趣味に没頭する

大学でもしゼミに入らないとするとかなり膨大な時間を作ることが出来ます。

その時間を使って自分の趣味に思いっきり没頭することはとても良い経験となります。なぜなら、それだけ多くの時間をまとまって取れるのは大学卒業後はあまりないかもしれないからです。

長期旅行へ行ってみたり、好きなバンドやお笑い芸人を追っかけてみたり、ヒッチハイクをしてみたり何でも良いのですが、特殊な経験をしていたり何かを極めたりしている人は面白がられやすいです。

結果的にその熱量で就活時にアピールすることもできますし、人として魅力的になります。

部活やサークルを全力で行う

大学でゼミに入らない人は部活やサークルに全力でこれ以上時間が取れないという人が多いのではないでしょうか。

実際、部活を真剣に取り組んでいた場合、就活という面では問題ないというより強くなります。

部活は仲間と厳しい環境で高みを目指すという素晴らしい経験が出来ます。基本的な上下関係も身につくためマナーのある人間として見られやすくなります。

一方、サークルだと就活という面だけで見れば心もとないかもしれません。

なぜなら、サークルはほとんどの学生が経験しており同じようなエピソードを話す上に、大体みんな話を盛るためエピソードが相対的に弱くなりがちだからです。

就活時期に面談した人事の方に聞いたのですが、人事目線でも「またサークルの幹事か。。」と思っていると聞きました(笑)

補足: 大学でゼミに入らない場合、卒論はどうなるの?

大学でゼミに入らない場合、卒論はどうなるのでしょうか?

大学や学部にも寄ると思うのですが、卒論は書かずとも卒業できる場合が多いです。僕の学部の場合は、大学でゼミに入らない人向けにゼミに相当するような少人数授業の単位が必須となっていました。

しかし、ここでは卒論という大きなものではなく小さめのレポートを発表するという形で単位が来ました。おそらくこれがベーシックな形なのではないでしょうか。

大学や学部によってはゼミに所属していなくても教授にお願いすれば卒論を書かせてくれるところもあるようです。この辺は自分の大学の学生部なんかに訪ねてみるのが良いでしょう

結論: 大学でゼミに入らないのはアリ。その代わりに有意義な時間を過ごそう

結論、大学でゼミに入らないとしても就活も不利になりませんし卒業もしっかり出来ます。個人的には全く後悔はしていません。

しかし、しっかりとゼミに入らないデメリットとメリットを考慮した上で自分の人生にとってはどちらが良いか選択してください。

そしてもしゼミに入らない場合は、その代わりに何か全力で取り組めるものを見つけましょう。

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