実践的な経験を積むために企業へ勤める長期インターン。先輩や友達に勧められることが多く、始めてみようとは思うものの、
「長期インターンは意味ないっていう意見も聞くけど。。」
「学校の授業とかサークルとか部活もあるからな。。」
と思う方は多いはず。
限りある大学生活の中で、無駄に時間を過ごさないためにも本当に長期インターンは意味あるのか、意味ないのか知りたいと思います。
そこで、本記事では大学生活のほとんどを長期インターンをしながら過ごした僕が長期インターンは意味ないのかについて解説していきたいと思います。
長期インターンをしても意味ない・無駄な人
結論、長期インターンが意味ないというのは間違いだと僕は思っています。
しかし、もちろん全員に当てはまるわけではありません。そこで、長期インターンをしても意味・無駄な人はどのような人かについて解説していきます。
長期インターンが意味ない人: キツイことを絶対にしたくない
長期インターンは基本的にキツイです。むしろキツくないインターンは成長も見込めないです。適当にできなかったり、ちゃんと思考力を働かせないといけなかったり、時間的にもキツかったりします。
そのため、わざわざ大学生活でキツイことはしたくないよ、という人は長期インターンをする意味がないです。
長期インターンが意味ない人: やるだけで就活がうまくいくと思っている
とりあえず長期インターンに参加すれば就活がうまくいくだろうと思っている人は意味ないです。
言い換えれば、長期インターンに参加すること自体を目的としている人は長期インターンをしても意味ないです。
長期インターンに合格するのは確かに難しいのですが、長期インターンで重要なのはあくまでその内容なので長期インターンをしていたという事実それ自体には意味がないのです。
長期インターンが意味ない人: 受け身の姿勢で働こうとしている
長期インターンに参加して与えられた課題をこなすだけの受け身な姿勢で働ことうしている人は長期インターンをしても意味ないです。
長期インターンで成長するために大事なのは主体性です。与えられたタスクをどのように解決するかを考えたり、先輩や上司に積極的に話に行ったり、新しい企画を提案したりすることが重要です。
長期インターンが意味ない人: 目的や目標が明確ではない
先程までの意味ない人の特徴と似ているのですが、目的や目標が明確でない人は長期インターンに参加しても意味ないです。
このような人は結局長期インターン自体が目標になっていることが多く、せっかく長期インターンに参加しても、「自分がやりたいことって結局なんだっけ?」となり主体的に行動できません。
さらに、目的や目標が明確でないと長期インターンでの企業選びもうまくいきません。自分がやりたこととはかけ離れた企業でキツイ思いをすることになるので意味ないです。
長期インターンが意味ない人: 別に成長したくない
そもそも、長期インターンは自分自身のスキルアップや経験を積むために行くものです。そのため、別に成長したいわけではない人は長期インターンに行く意味はないです。
そもそも視座が低い人は長期インターンにも受からないことが多いです。
長期インターンが意味ない人: お金(時給)しかこだわらない
ぶっちゃけ労働の大変さや責任の重さだけで言えば長期インターンは普通のアルバイトよりもキツイです。しかし、アルバイトの方がシステム的に時給が上がることが多く、長期インターンの方が稼げないということも全然あり得ます。
そのため、直近で数十円、数百円でも時給が高いほうがいい人は長期インターンをしても意味ないです。
その代わりちゃんと成果を残すと給与は社会人並かそれ以上になることも多いです。
長期インターンが意味ない人: 他に頑張ることややりたいことがある
大学生活は想像以上に短く貴重な期間です。その期間を有効に活用する方法は長期インターンだけではありません。
学生は勉強したり、好きなことに没頭したり、全力で友達と遊ぶことも大事です。やりたいことを全部叶えることは時間的に不可能なので、自分の中で優先順位をつけて長期インターンが低い場合は無理してやる必要はありません。
長期インターン以外にも頑張りたいことややりたいことがある場合、長期インターンをしても時間があまり取れなく意味ない長期インターンになってしまい、逆に後悔することになります。
意味ない長期インターン
長期インターンをやっても意味ない人に当てはまらなかったとしても、「意味ない長期インターン」に参加してしまっては本末転倒です。
ここでは、意味ない長期インターンと意味ない理由を解説していきます。
意味ない長期インターン: 定型化された仕事しか任せてもらえない
意味ない長期インターンは結局コレに尽きます。
事務系が意味ないとかテレアポが意味ないということをよく聞きますが、究極的に何が意味ないのかと言われると、「定型化された仕事しかできない」ということに尽きるのです。
定型化された仕事しかしない場合はアルバイトと変わりません。「長期インターン」と称して学生からの応募を増やしたいだけなのです。
インターンの醍醐味は抽象的な課題をどれだけ定型に落とし込めるかでもあります。その部分を経験できないインターンは意味ない長期インターンとなってしまいます。
意味ない長期インターン: 最低賃金を下回っている
もう一つ全く違う視点の意味ない長期インターンを挙げるとすると最低賃金を下回っているブラック企業でのインターンです。
学生に対して、「成長できるよ」と称して格安で労働力が欲しいと思っている企業でインターンすることになるので、積める経験も正直意味ない事が多いです。なぜなら、このような企業ではインターンはコマとしてカウントしかされないからです。
そもそも労働基準法を学生に対してさえ守っていない企業はベンチャーと言えども許されて良いものではありません。
そのような企業でインターンをすることは完全に意味ない経験になってしまうので辞めておきましょう。
過去に時給換算300円弱のブラックインターンに勤めていたときは成長できている実感もなく働いている学生も暗い感じでした。社長が永遠に成長!と唱えており宗教団体のようでした。本当に意味ないインターンだったと今でも思っています。
結論: 「長期インターンは意味ない」は間違い
ここまで長期インターンをして意味ない人や意味ない長期インターンについて解説してきましたが、個人的には長期インターンは絶対にするべきだと思っています。
長期インターンでは以下のような多くのメリットがあるからです。
- 圧倒的に成長できる
- 就活は無双する
- 優秀な学生と繋がれる
- 自己分析が進む
- 業界や企業、ビジネス構造への理解が深まる
- 基本的なビジネススキルが身につく
- 時給や給与が高い(企業による)
それぞれ個別に見ていきましょう。
圧倒的に成長できる
長期インターンでは定型的な仕事ではなく、むしろ抽象的な仕事を定型的な仕事に落とし込む業務をします。
さらに、企業側からも成長が求められるため、丁寧なフィードバックを行ってもらうことができます。自分の良いところ、悪いところを早い段階で知ることができ、改善していくことができるため、圧倒的に成長できます。
就活は無双する
長期インターンを参加するだけでは就活を無双することはできませんが、長期インターンを通して得られたスキルや経験をしっかりと言語化出来れば就活は余裕だと言っても過言ではありません。
さらに、長期インターンでの面接経験や日頃仕事へ取り組むことで自己分析は既に完了した状態になっています。アピールポイントで嘘をつくことなく本音で語れるため印象も良くなり就活は無双します。
自己分析が進む
長期インターンに参加していると、「自分が本当にやりたいことは何だろう、何をしているときが楽しいんだろう」、「自分はこういうところに強みがあるけど、こういうタスクは苦手だな」、「こういう課題を解決しているときが楽しい」というようなことを日々嫌でも感じます。
このような生活をしていると気づけば自己分析ができており、どのような企業で働きたいか、その企業で働きたい理由は何か、といったことが本音で話せるようになります。
優秀な学生と繋がれる
長期インターンに参加している学生の中には、本当に優秀で地頭の良い方がいます。そのような優秀な学生と接点を持つことは自分のキャリアの中でも非常にメリットとなります。
今でも昔のインターン時代の起業した友人から開発の案件を頼まれたりします。
業界や企業、ビジネス構造への理解が深まる
これは当たり前の話ですが、自分が所属している企業の業界やビジネスモデルについて詳しくなります。
業界の知識を第三者視点ではなく、肌で感じた経験として触れられるのでより深い情報を知ることができます。
基本的なビジネススキルが身につく
長期インターンでは社内に先輩や上司が居たり、社外のクライアントと話す機会もあるため、基本的なビジネスマナーが必須となります。
言葉遣いや敬語、メール対応など慣れが必要なものを経験することができます。
時給や給与が高い(企業による)
企業によってはしっかりと成果を出している人に対してモチベーションアップのため、また他の企業へ行かせないために高い給与を払ってくれる企業もあります。
僕の長期インターンでの最高月収は特別賞など含めて30万円でした!
ベンチャーの長期インターンがオススメ
長期インターンで得られるメリットを享受できる環境が整っているのはベンチャー企業やスタートアップ企業です。
そもそも大手企業は長期インターンを募集していないことがほとんどですし、仮に募集していても長期インターン生が任されることは定型化された仕事であることが多いです。
ベンチャー企業は企業自体が成長している途中の企業ですので、学生が任せられる裁量権も大きく、壁にぶつかる経験も多く積めるためオススメです。
さらに、小さい会社だからこそ一体感が生まれインターン先の先輩や社長、仲間と仲良くなることが多く楽しめます。
【注意】怪しいインターンはやめとけ!
長期インターンをして意味ない人や意味ない長期インターン、長期インターンのメリットについて解説してきましたが、ここで注意してほしい事項があります。
怪しい長期インターンについてです。怪しい長期インターンとは、仕事内容が法律スレスレのことをやっていたり、グレーなことをやっている企業でのインターンです。
「インターン」と称して意識の高い学生を集めねずみ講をさせるというのは有名な話です。
このような企業で働くと就活どころか今後の人生でも汚点となってしまいます。
対策としては、
- 有名所の長期インターンのサイトを使う
- 行く企業の評判や口コミをちゃんと調べる
- 高時給すぎる
- 募集内容と仕事内容がかけ離れている
などです。
【知恵袋】 短期インターンは意味ない?期間は何ヶ月から?どれくらい落ちる?etc..
短期インターンは意味ない?
長期インターンが意味ないのが間違いなのは分かったけど、短期インターンはどうなの?
短期インターンも意味のある短期インターンと意味ない短期インターンがあります。基本的に短期インターンは企業側の採用活動も含まれているので、その企業に行きたいと感じている場合は意味のある短期インターンとなることが多いです。
短期インターンはどちらかというとその企業や業界について知るためにあるものであり、スキルを伸ばしたりするものではないので、目的をはっきりと持っていれば意味のある短期インターンになると思います。
長期インターンの期間は何ヶ月くらい?
長期インターンの期間は何ヶ月くらいやれば長期になるの?すぐ辞めたら意味ない?
長期インターンは最低でも6ヶ月ほど勤めないと意味ない長期インターンになることが多いです。
長期インターンで得るべき経験というものは、「目標を設定し、それに対してどのようにアプローチをして、実際にその目標が達成できたのかを確認する、そしてその結果を振り返る」という一連の流れなのです。
それを経験するためには少なくとも6ヶ月程度は必要だと思います。
長期インターンの面接はどれくらい落ちる?受からない?【経験談】
長期インターンの面接は思った以上に落ちます。僕は長期インターンに何十社と応募して何十社と落ちてきました。面接には全然受からないということもザラにあります。
しかし、長期インターンで面接対策を行っておくことで、学生の早い時期に自己分析や自分がやりたいことが明確に言語化できるため学生時代の経験を有意義にすることができます。
結果的に就活の面接もかなり慣れた状態で行うことが出来るので落ちても前向きに捉えていきましょう。
長期インターンと授業はどっちが大事?
もちろん授業が大事です。しかし、中には休学してまで長期インターンにフルベットをする人もいます。
長期インターンを始めてみると想像以上に楽しく成長の実感があるため、もっと時間を取りたいと考えるのです。実際僕の周りにはそのような人が非常に多かったです。
そんなことして本末転倒じゃない?と思われるかもしれませんが、意外とそのような決断をした人は、起業して成功していたり就活するにしても誰もが知る外資コンサル企業に合格したりしています。それほど長期インターンを有意義に使えば効力があるということです。
まとめ: 長期インターンは意味ない?結論、絶対にやるべき
ここまで、長期インターンは意味ないというのは間違いだということを解説してきました。
しかし、途中でも述べましたが、大学生活は意外と短いものです。長期インターンは中途半端に参加しても意味ないので、他にもやりたいことがある人は慎重に参加を検討しましょう。
コメント